内容説明
最新鋭水雷戦隊旗艦の阿賀野矢矧。潜水戦隊旗艦から連合艦隊旗艦に転じた大淀。また近代軽巡の草分け天龍や重雷装艦の大井。世界を驚かせた夕張。5500トン3本煙突の由良鬼怒に五十鈴。4本煙突の神通ほか高速強武装を擁した全25隻の航跡を付したライトクルーザー激闘記!
目次
十戦隊旗艦「阿賀野」北部ソロモンの戦い(太田守)
レイテ海戦を生きのびた「大淀」奮迅録(星藤吉)
十六戦隊「鬼怒」オルモック輸送に潰ゆ(飯村忠彦)
巡洋艦「大井」南西方面丸通作戦の果てに(谷井徳光)
四水戦旗艦「由良」全艦火だるまの最後(上村嵐)
航跡でたどる軽巡二十五隻の栄光と悲惨(伊達久)
十八戦隊「天龍」マダン沖に消ゆ(三浦治)
六水戦旗艦「夕張」ウェーキ島攻略作戦(山本唯志)
伝統精神に徹した二水戦「神通」の航跡(吉田俊雄)
防空巡「五十鈴」のエンガノ岬沖海戦(松田源吾)
強運「大淀」暗夜のミンドロ島に突入す(小淵守男)
戦艦大和に殉じた二水戦「矢矧」の最後(土屋初人)
日本海軍軽巡洋艦戦歴一覧(落合康夫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごいんきょ
5
私の好きな軽巡は阿賀野型。最新鋭で最も近代的だからでしょうか。どの艦も奮戦の末に最期を迎えています。 戦死された方々に黙祷。2017/10/27
竜王五代の人
1
軽巡全部の活動まとめものが2本も採られている編集には疑問を感ずる。/東南アジア海域で活動していた十六戦隊ものには、旗艦任務とは別の、安心してなんでも任せられる巡洋艦らしさが感じ取れた。これが仮装巡洋艦だとどうだったんだろう? そして蘭印名物ダッチワイフ。/吉田俊雄先生の神通戦記は講談調で、どうもうさんくさい。/親独強硬派の柴勝男大佐、「大井」艦長としては操船も巧い口八丁手八丁タイプだったとは。2021/11/29