内容説明
第一次世界大戦最後の年、日米英仏など7ヵ国合同で始まった「シベリア出兵」。日本が72,000名の兵力を投入した、革命下ロシアでの5年にわたる知られざる戦争の実相を、出兵に関わった9人の男女の数奇な運命をたどりつつ描き出す。「無名の師」(名分なき戦い)と批判された100年前の海外派兵秘史!
目次
第1章 シベリアお菊
第2章 風雲児島田元太郎
第3章 諜報員石光真清
第4章 おらが総理田中義一
第5章 アタマン・セミヨノフ
第6章 社会主義中尉長山直厚
第7章 パルチザン佐藤三千夫
第8章 革命軍飛行士新保清
第9章 尼港副領事石田虎松
第10章 「無名の師」総決算
著者等紹介
土井全二郎[ドイゼンジロウ]
昭和10年(1935年)生まれ。佐賀県出身。京都大学経済学部卒業。日本海洋調査会代表。元朝日新聞編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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