内容説明
陸戦の王者たる誉れ高きドイツ戦車。その開発ストーリーから、構造、運用法に至るまで多角的に、貴重な写真・図面と共に解説・分析する。ミリタリー・マニア垂涎の1冊。
目次
第一次世界大戦のドイツ戦車
戦間期のドイツ戦車
1号戦車
2号戦車
35(t)戦車、38(t)戦車
3号戦車
4号戦車
ティーガー
パンター
ポルシェ社の試作車両
Eシリーズ
レオパルド1
レオパルド2
著者等紹介
齋木伸生[サイキノブオ]
1960年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学院法学研究科修士課程修了、博士課程修了。経済学士、法学修士。小学校時代から戦車などの模型にはまる。長じて戦史や安全保障の問題にも興味を持ち、国際関係論を研究。研究上はソ連軍・フィンランド関係とフィンランドの安全保障政策が専門。軍事・兵器に関しては陸海空に精通。とくにソ連兵器と世界の戦車のエキスパート。艦船模型サークル「ミンダナオ会」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スー
17
A7Vからレオパルド2まで図解、写真入りで詳しく説明されていて、それぞれの型の違いがよくわかりました。ドイツ軍が戦時中に使用した戦車はほとんどが戦前に研究、開発されたものでした。その後、ソ連との戦争でT-34に出くわしてパンターを作る事になりました。こうやって観ると兵器を作るには長い時間かかり未来を見通して研究する必要があるのですね。2018/04/12
水無月十六(ニール・フィレル)
1
一号戦車からレオパルド2までの基本的なドイツ戦車を解説した本。図も載っていてイメージはつけやすい。ただ、パーツなどの専門用語がダラダラ出てきて、馬力や弾速の話も出てくるが、これらに関しての基礎知識が無いと読むのがしんどいところがある。2015/04/26
h t
1
『Ⅳ号戦車は支援戦車としてデビューしたが、本来の主力戦車のⅢ号戦車が旧式化したことで、主力戦車の役割を努めることになった、いわばピンチヒッターであった。しかし、それにもかかわらず、進歩発展する戦場のなかで苦しみながらもその任務を十分発揮した。』 Ⅳ号ちゃんは可愛い。 『残念ながらポルシェ社の試作戦車群は、ドイツの戦車生産を阻害し、資源を無駄づかいさせる余計な試みでしかなかった。』 ひでえ言われよう。2013/01/03
mosu107
0
ペリスコープや照準器など細かいバージョンアップまで記載された本。ポルシェの章とEシリーズは珍しい記事だった。2015/05/28