内容説明
地中海の女王と称されて繁栄をきわめるカルタゴ。台頭するローマ。象部隊を率いてアルプスを越えた勇将ハンニバルと、不撓不屈のローマ軍団が血で血を洗う壮大なる叙事詩!一冊で読めるポエニ戦争ハンニバル戦記。
目次
第1部 昇りゆく太陽
第2部 シシリー島の攻防
第3部 アルプスを越えた象部隊
第4部 落日のハンニバル戦記
第5部 滅びゆく地中海の女王
第6部 ポエニ戦争余聞
著者等紹介
是本信義[コレモトノブヨシ]
1936年、福岡県生まれ。1959年、防衛大学校(第3期)卒業、海上自衛隊入隊。以後、主として艦隊勤務をつづけ、護衛艦艦長、護衛隊司令、艦隊司令部作戦幕僚、総監部防衛部長等を歴任。1991年、海上自衛隊を退職。民間企業経営を経て現在執筆に専念中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
8
稀代の名将ハンニバルやその一族を有しながら ローマに滅ぼされた経済大国カルタゴ。 本国の政治家たちがそろいもそろって・・ことが原因でした。2024/05/23
mosao82
2
再読。何が真実かはわから無いが自分の認識と違うところが多々有った。・カンナエの会戦におけるカンナエ市の位地(グーグルマップで確認したけど遺跡の位置的に正しく無いと思う)・メタウルス川の戦いでハスドルバルは川を背に布陣した(川を右手にでは?)・カルタゴノヴァの西に潟(北では?地図見ても西では無いと思う)・アフリカに帰還したハンニバルは裏切ったヌミディアを撃ちに西へ(シェファクスの息子と合流するためでは?)・ザマの戦いで戦象はローマの歩兵を混乱させ(スキピオは象を無力化したんじゃ?)等々...2016/06/24
白神 健吾
2
こちらも夏季レポート作成の為に読んだ1冊。 しかし、作者が歴史学者ではないので参考資料程度。 作者は元自衛官であるので軍人から見てハンニバルはどういう人物なのかと知りたい人は是非読んでみてはと思う2015/09/12
Masa03
1
2番はエピロスのキュロスじゃ…? ポエニ戦争を通してカルタゴの衰亡を論じ、そこから教訓を引き出し、かつハンニバルの影響力も記している。 まぁ、塩野七生先生とは観点が違うからか、両方読むと面白いかも。 ローマ人の物語との最大の違いは、その後世への影響、特に軍事面の系譜が最後に記されているところかな。 ナポレオン、リデル・ハートや東郷平八郎など錚々たる面子が、アレクサンダー、ハンニバルの戦法を発展させたことが書かれているのは、個人的には良かった点として挙げられる。 たまに間違いもあるが、そこはご愛嬌か?2021/11/11
akizuki
1
薄い本なので入門書に良さそう。2009/12/19