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海軍少将 高木惣吉正伝―本土決戦を阻止した一軍人の壮絶なる生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 509p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769813705
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

貧窮に生まれ中学進学も望めぬ苦境の中で猛勉強。独学にて海軍兵学校へ進み、独自の慧眼と毒舌をもって一時代を風靡し、海大卒業時には恩賜の長剣に輝き、日米戦争の末期に至るや、身命を賭して東條暗殺を企て、帝国陸軍の本土決戦には徹底的に抗して、敗戦時、日本最悪の事態を回避した帝国海軍の鬼才の生涯を、高木家資料の大部を提供されて遂に脱稿。「物豊かにして心を失う。国の経済は復興し、国民生産は幾層倍したが、民族としての歴史も伝統も言語も信仰も、弊履の如く見捨てられた」と嘆き、「人生はリハーサル抜き、ぶっつけ本番の悲喜劇」と言い放つ偉大なる反骨の人の生涯を、同郷の一学徒が活写した稀有、感動の正伝。

目次

第1章 球磨川のほとりにて
第2章 国家百年の序章
第3章 はるかなるマルセイユへ
第4章 海軍省てんやわんや
第5章 議論百出、開戦と決す
終章 終戦直後のニッポン風景

著者等紹介

平瀬努[ヒラセツトム]
1950年(昭和25年)生まれ。鹿児島大学医学部卒業。日本神経学会認定専門医、熊本大学医学博士。熊本大学医学部第一内科文部教官を経て、特別養護老人ホーム、老健施設、療養型医療施設を経営。主に福祉、介護の分野で活動。論文、著書を中心に執筆多数。熊本市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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勝浩1958

2
歴史に「もし」を語ることは憚れるのだが、高木惣吉海軍少将がいなければ、日本は本土決戦に突き進み、第三の原爆が東京に落ち、日本民族は滅びていたかもしれない。少将の身でありながら、ときの政府や軍の上層部や皇室に働きかけて東条首相に辞表を提出させ、時局収拾のため奔走し、それがやがてポツダム宣言の受託に繋がるのである。病弱な身体を宥めながら、また妻を大切にしながら、老いるまで勉学に励み、後進を育てていった姿に感動を覚えた。もっと広く世間に知られるべき人である。2012/09/08

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