小学館文庫<br> いつでも母と―自宅でママを看取るまで

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小学館文庫
いつでも母と―自宅でママを看取るまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094071368
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

最愛の母を自宅で看取った、泣き笑い回想録

直木賞作家・桜木紫乃さんが大絶賛!
<一緒にお母様を看取らせてもらったような錯覚は、わたしがこれから行く道を照らしてくれるだろう。本書は、親をなくすという大切な儀式のテキストだ。>(文庫解説より)

元「食堂のおばちゃん」山口恵以子さんが松本清張賞を受賞して実質的な作家デビューを果たしたのは55歳の時。お見合いは43連敗、ずっと実家住まいの山口さんをいつも傍らで見守り、励ましたのが母・絢子さんでした。

そんな最愛の母が認知症になってから、自宅での介護、看取り、そして葬儀のことまでを温かな筆致で克明に綴った『いつでも母と』は、単行本発売時に大反響を呼びました。

文庫化にあたり、絢子さんの主治医でしろひげ在宅診療所院長の山中光茂先生との対談や山口さんの書き下ろしエッセイ、桜木紫乃さんの解説を新たに加えています。

山口さんは「はじめに」でこう綴っています。
<介護を体験した方や、現在介護中の方、大切な人との別れを経験した方にとって、この作品が少しでもお役に立てれば、あるいは何の役にも立たなかったけど「あまりのアホさ加減に思わず笑ってしまった」なら、大変幸せに思います。>



【編集担当からのおすすめ情報】
単行本の発売時には、朝日新聞「折々のことば」(2020年3月25日付朝刊)や読売新聞、産経新聞、ESSEなど、数多くの媒体で紹介され、話題を呼びました。読者の方の感想には、「在宅介護や自宅での看取りなど、とても参考になった」というものも多く、より実用的にも役立つようにという願いを込めて、文庫化にあたっては、主治医の山中光茂先生との対談を収録しました。

文字も大きめで、読みやすくなっています。本書を手に取った皆さんのお役に立てればと思っています。ぜひご覧ください。

内容説明

『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』などのベストセラー著者が、母・絢子さんの認知症発症から、やがて始まった介護の日々と自宅での看取り、そして葬儀やお墓のことまでを、あたたかな筆致で綴った泣き笑い回想録。いつか直面するかもしれない親の介護や大切な人との別れに際して知っておくべき情報も満載。文庫化にあたり在宅医・山中光茂さんとの対談を収録。

目次

第1章 母を送れば(ママ、ありがとう;母は、老い衰えても母だった ほか)
第2章 変わりゆく母と暮らして(父が亡くなり母はおかしくなった;期待と不安はシーソーのごとく ほか)
第3章 介護と悔悟の日々(介護認定申請で地獄から天国へ;喜びも悲しみもデイサービス ほか)
第4章 あとどれくらいの命(二〇一八年九月四日、母が下血した;母が救急搬送された長い一日 ほか)
最終章 母を家で看取りました(母が家に帰ってきた;母に残された最後の快楽 ほか)

著者等紹介

山口恵以子[ヤマグチエイコ]
1958年東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。会社勤めのかたわら松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指してプロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら小説を執筆し、2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第二十回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アオイトリ

22
読メのレビューより)介護予備軍におすすめ。ユーモア満載の体験談です。側から見れば仲良し母娘、ご本人曰く癒着であり共依存の閉じた関係だったと。でもよくぞ看取った、天晴れ!と惚れ惚れするようなガッツと愛情に言葉がありません。葬儀、お墓、オレオレ詐欺、認知の進む母との暮らし、トイレのお世話、介護保険の利用、在宅医療、看取り。どれも大事で、とっても為になる。どんな時も、何歳になっても、あっけらかんと絶対的に娘の味方だったママ。すばらしい女性です。2023/04/18

Sakura

16
「食堂のおばちゃん」シリーズの作者の、母親を自宅で看取るまでのエッセイ。私自身、昨年認知症の母を病院に入れたり施設に入れたりしたので、こういう話は特に気になって。作者のような介護なんて全然していないので、自称マザコンな作者とは言え、頭が下がる思いで読みました。いつかは必ず、家族も自分も死んでしまうのだなあとしみじみ。なるべく人には迷惑かけずに一生を終えたいのだけれど、母を見てるとそれも難しいのだなあと、またしみじみ。2023/01/24

Karl Heintz Schneider

15
ほのぼのとした表紙絵を見ると穏やかな気持ちで最期を過ごしたかのように思えますが、そこに至るまでには様々な心の葛藤がありました。母が母でなくなる日々に戸惑い、怒り、嘆き悲しみ、その様子が赤裸々に描かれています。「食堂のおばちゃん」に描かれているほのぼのとした物語には、いつも癒されていましたがこんなに大変な思いをしながら歯を食いしばって書いていたのかと思うと胸が締め付けられる思いがします。あの物語に出てくる一子と二三には著者自身と、その母親が投影されているのではないか。読みながら、ふとそんなふうに思いました。2022/07/27

アマザケ

14
著者が母の最期を看取るまでの介護の記録が綴られている。少子高齢化が比類ないほど急速に進む未来は明るいと思いたいが、どうしても疑問符がついてしまう。 でも、言えることは死に対する考え方は十人十色。介護の仕方も然り。山口さんの体験記を読んでもし、自分だったら…と考えさせらせた。 著者の母への愛に敬意を表する。2024/12/24

Book・CaFe

11
母親と暮らした60年間のうち介護の日々を18年間過ごした著者。認知症という言葉が定着する以前の介護から看取りまでを描いた日常エッセイ。飾らない率直な気持ちで書かれているので共感する部分があり、著者と対話しているような気分になる。後半の在宅介護は未知の世界であり、過酷な状況ながらも、福祉行政の手厚さ、医療と介護の世界は進歩していることを改めて感じた。人の体験を知ることで選択肢が増えたり考えさせられたり、気持ちに余裕が生まれたりする。介護で疲弊している方や今後介護になるかもしれないという方にお薦めです。 2024/02/12

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