内容説明
日本陸軍の勝敗を決した男の真実。３６歳～４２歳、主要作戦を自ら立案し実行した風雲児の勝算とは！？―その恐るべき権力掌握の実態。
目次
奇襲電撃作戦
機略縦横
最前線の一匹狼
英軍最後の部隊
真の勝利
悪魔の仕業
東条と辻と
功名に走る男
奇怪なる事実
杜撰なる敵情判断〔ほか〕
著者等紹介
生出寿［オイデヒサシ］
大正１５年３月、栃木県に生まれる。海軍兵学校七四期。海軍少尉。東京大学文学部仏文科卒
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感想・レビュー
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AICHAN
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図書館本。ノモンハン事変や日中戦争や太平洋戦争では、バカな士官たちさえいなければ何百万人もの命が無惨に失われることはなかった。そのバカな士官の代表が辻政信作戦参謀。ただし、本当の馬鹿ではない。どころか優秀な頭脳を持っていて優れた作戦を立案する男だった。しかし好戦的で功名心が強くプライドが高かったせいなのか、次第に無理な作戦を立てるようになり、ついには本物の馬鹿になった。こういう連中が日本を無謀な戦争に引き込んでいった。統帥権を拡大解釈して勝手に戦争を始め、無責任な作戦で多くの命を失わせたのだ。2017/08/30
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