内容説明
最後の母艦航空隊かく戦えり―史上最大の日米の戦い「レイテ海戦」を舞台にくりひろげられる、壮絶な人間ドラマ。予備学生とした空母「瑞鶴」に乗り組みレイテの海へ出撃し、母艦沈没、漂流ののち死の海から生還するを得たぬぐい去りえぬ原体験を超ベテランTV司会者が初めて書き下ろしたドキュメンタリー戦記ロマン。
目次
第1部 空と海の掟(海軍大分航空基地;小沢提督の確信;残る桜も散る桜;雷撃隊出動 ほか)
第2部 屈辱と栄光(一通の封書;最後の決戦 ほか)
第3部 落日の光芒(苛酷な条件;永い雌伏の後で;不沈艦の誇り;栗田長官の決断;降ろされた軍艦旗 ほか)