内容説明
美智子さまの気品あふれるマナー・立ち居振る舞いは「日本一のお手本」そのもの。施設訪問・被災地慰問・皇室外交に見られるあたたかいご配慮。お相手の心に寄り添うマナーやお言葉。TPOにふさわしいファッション。それまでの皇室になかった子育て。―生涯をかけて美智子さまを見つめ続けてきた著者が、ポイントを押さえてわかりやすく解説いたします。
目次
第1章 誰からも愛される心のこもったマナー(「熱心に聞く」ことでお相手の気持ちを癒す;「自らの行ないを見せる」ことで伝えていく ほか)
第2章 品よく美しいファッションの秘訣(国際的なベストドレッサー賞を受賞;公務先の方々が心地よく感じるファッション ほか)
第3章 温かいホームでの子育て(叱らずに元気に育てる工夫;働く母と子どもは二人三脚 ほか)
第4章 心に残るお言葉(被災地での活動に「ありがとう」―東日本大震災で;じきじきの電話で「被害はどうですか」―阪神・淡路大震災で ほか)
レジェンド―陛下と美智子さまの歩まれた道(自分の意志で結婚相手を選ぶ;皇太子さまご自身で母上を説得 ほか)
著者等紹介
渡邉みどり[ワタナベミドリ]
ジャーナリスト、文化学園大学客員教授。早稲田大学卒業後、日本テレビ放送網に入社。1980年、『三つ子十五年の成長記録』で日本民間放送連盟賞テレビ社会部門最優秀賞。1989年の昭和天皇崩御報道では、チーフプロデューサーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
June
18
サイン本を戴いた。美智子さま80歳、著者も80歳、それだけで頭が下がる。ご公務に対する姿勢、自然や生き物への畏怖、戦争の記憶など、次の世代へ自らの行いをお示しになることで「継承」している。身ごろの半分が白、右半分が紺のはっきりしたコントラストの片身替りのドレスは着物の要素を取り入れたもの。アメリカご訪問の際には、右側の紺地の上に、アメリカの国花ハナミズキを象った佐賀錦の刺繍を、ペルー大統領を迎えての宮中晩餐会では、バラの花の佐賀錦の刺繍ブローチにされました。相手への気配りと質素倹約の精神が素敵ですね。2015/08/30
kiho
9
気配りとやさしさ…自然な立ち居振る舞いの中に、お人柄がにじみ出る⭐2017/12/05
ima
2
本当に聡明でおやさしく素敵な方だなと思います。以前、人に「本当のお嬢様というのは、家事もしっかり自分で出来て、回りが見え、創意工夫出来る心の豊かさのある人のことです。」と言われた事があって、改めてなるほどと思った。日々丁寧に生きよう(^^ゞ2016/11/16
かおりん
0
美智子さまの気品あふれるマナーと立ち居振舞いの素晴らしさ。ファッションも相手に合わせて気配りの行き届いた着回しをされている。公務では帽子着用の決まりがあり、相手の顔に近づけて話を聞いたり子どもを抱き上げるのに適したものをお考えになられ、額につける小さなキャップ「小皿帽」が生まれた。2016/01/06