考えることが苦手な人たちへ―10代からのプチ哲学のすすめ

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784769609681
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0010

内容説明

混沌とした世の中で自分自身を確かに生きるために必要なのは、「考える力」。考えるといっても眉間にしわを寄せて難しく考え込む必要はありません。小さな疑問をほんの少し深く探ってみるだけで、新たな世界が広がるのです。さあ、一緒にプチ哲学してみませんか。「考えがうまくまとまらない」「自分の考えがない」「何をしていいか分からない」そんな子どもと大人のための考えるヒント。

目次

プロローグ 何をしていいか分からない、自分の考えがない、それが一〇代までの強みだ(考えることのじゃまくさい、あなた;「やりたいこと」がわからない、あなた ほか)
第1章 重要なことと切実なこと(最初の記憶からたどっていけば;親が小さく見えるとき ほか)
第2章 切実なことを考えてみよう(自分を考える;家族を考える ほか)
第3章 重要なことを考えてみよう(戦争と平和は対立するか?;自由と平等は両立するか? ほか)
第4章 考えるために必要なこと(知ること(1)体験
知ること(2)学習 ほか)

著者等紹介

鷲田小彌太[ワシダコヤタ]
1942年、札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業後、同大学院博士課程単位修得中退。三重短期大学教授を経て、札幌大学教授。専攻は哲学、倫理学。評論活動のほか、哲学書・人生書・エッセイなどの執筆を精力的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

51
★★★Audible。再読。なぜこのタイトルなのかわからない。良くも悪くも他にはない刺激はもらえたかな。2018/06/28

かず

31
★★★Audible。独特な本、その点は高評価できるが、語られている意見は賛成できないものも多かった。2017/12/02

雑魚

1
考えるにはある程度の基礎知識が必要で、自分の過去に感すること、思い出=知識があるから自分の過去から考え始めようということなのかな? 頭でどうこう思うよりも書くことが大事と主張。これは同意。読書は子どもにはまだ備わってない自己対話というものを行うのに良いツールで、考える=自己対話と言って?て、読書をすることを強く勧めてる。 様々なテーマが与えられてそのテーマについて考え、著者の考えと照らし合わせ共感した、それは違うと思う、なぜなら…、とさらに考えを発展させたいのがこの本の狙いだと思いました。2023/02/16

しょう

1
題名にもある通り、入門書の意味合いが強い本。そもそも何を考えたらいいのかすらも分からへんみたいな人に対しての本。第一歩として自分の過去について思い出してみる。当時の事を今の頭で思い出してみると、色々と考えが及ぶところがある。当時の家族環境、学校環境、友達などを思い出す事で自分にとって何が影響力を持っていたのか、またそれはなぜか、と考えていくことができる。そういったところから始めて、次に自分の周りについて考えていったり、もっと大きく、日本のことや世界のことについて考えをめぐらしていく。読みやすい本でした。2019/07/28

kyoko

1
探している本の隣にあった本。考えることが苦手な人とは正に自分である。この本ではあらゆるテーマを例に挙げ、「どうしてその結論に至ったか、その過程を考えたことはありますか?」と結論より過程に重きを置いて、深く考えることの重要性や楽しみを気づかせてくれている。年齢が大きくなったことと、精神的に大人になったというのは別物という件は正に自分であり、耳が痛い。深く考えていないからこそ、相手の言うことを鵜呑みにしてしまう自分がいることに気づくのであった…2016/04/02

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