内容説明
情報端末のウェアラブル(装着可能)化が進めば、それらを動植物・人間・人工物に取り付けて、人間と地球を守るための重要でかつ膨大な情報を取り込むことが可能である。その概念を「ネイチャーインタフェイス」と呼ぶ。本書は、さまざまな機器におけるウェアラブル化への流れをまとめ、かつ「ネイチャーインタフェイス」の果たす役割と可能性を説く。
目次
第1章 人類とウェアラブル
第2章 精密機器の誕生からウェアラブルまで
第3章 音響機器の誕生からウェアラブルまで
第4章 ディスク記憶の誕生からウェアラブルまで
第5章 通信機器の誕生からウェアラブルまで
第6章 計算機の誕生からウェアラブルまで
第7章 ネイチャーインタフェイスの世界
第8章 人間ネイチャーインタフェイサ
第9章 野生動物ネイチャーインタフェイサ
第10章 環境情報ネットワーク
第11章 ネイチャーインタフェイス・フロンティア
著者等紹介
板生清[イタオキヨシ]
1966年東京大学工学部精密機械工学科卒。68年同大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻修士課程修了。マサチューセッツ工科大学客員研究員、日本電電公社電気通信研究所研究室長・記憶装置研究部長・研究企画部長などを歴任。92年中央大学理工学部精密機械工学科教授、96年東京大学工学部精密機械工学科教授を経て、99年より、東京大学工学部/大学院新領域創成科学研究科環境学専攻・教授。工学博士。日本時計学会会長。NPO法人WINの会(ウェアラブル環境情報ネット推進機構)理事長
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