内容説明
集合住宅やオフィスビルの給水・給場配管が腐食すると、漏水したり、赤水が出るなどさまざまなトラブルが生じる。しかし、その各種金属の腐食がどのような条件下で起こっているのかを特定するのはむずかしく、経験と使用実績に頼らざるをえないのが実情である。本書は、金属の腐食現象の基礎的な理論を説明しながら、効果的な対策法から環境負荷を高めることのない材料の選定までを具体的に解説している。
目次
第1章 金属腐食へのアプローチ
第2章 水質と腐食
第3章 いろいろな腐食の形態
第4章 金属材料の選定
第5章 どのように腐食を防ぐか
著者等紹介
藤井哲雄[フジイテツオ]
1937年岐阜県生まれ。1960年名古屋工業大学卒業。1965年京都大学大学院工学研究科修士課程(冶金学)修了。同年科学技術庁金属材料技術研究所入所後、金属材料の腐食防食に関する研究に従事、腐食防食研究部研究室長を務める。1991年三浦工業(株)入社、同社防食技術推進部長その後技術顧問。1995~97年横浜国立大学共同研究推進センター客員教授。現在、(有)コロージョン・テック代表取締役。(社)腐食防食協会技術賞受賞。工学博士
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