内容説明
あつい、あつい、ああ、あつい。どうろはゆげがでそうなくらい。まちのひとたちはみんな、のろのろあるいています。でも、ララはげんきいっぱい!それはね…。女の子と心を通わせる小さな緑の不思議な力。やさしい言葉がゆたかな命をはぐくみます。第31回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞受賞作。2022年エズラ・ジャック・キーツ賞(イラストレーター部門)受賞作。
著者等紹介
ジャン,グレーシー[ジャン,グレーシー] [Zhang,Gracey]
カナダ、バンクーバー出身。アメリカに渡り、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインでイラストレーションを学ぶ。大学卒業後、アニメーションや雑誌などのイラストレーションの制作をへて、2021年に本作で絵本デビュー。優れた新人作家に贈られるエズラ・ジャック・キーツ賞を受賞。その後さまざまな絵本や挿画を手がけ、2025年には日本の出前文化を題材にした『NOODLES ON A BICYCLE』(キョウ・マクレアとの共作)でコールデコット賞オナーを受賞した。現在は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンを拠点に活動している
やのあやこ[ヤノアヤコ]
東京都出身。大阪大学で日本美術史を専攻。国内外で日本語教師をした経験を持つ。現在は仕事のかたわら翻訳や語学の勉強を続けている。第31回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
137
純粋さは植物にも届く、そう信じている人がいる。おてんばなララ、人工物に囲まれた生活をしていると、外に出たくなるのだろう。自然のままにいたい、生まれながらに深層心理の中にきっと存在している気持ち。その思いが魔法のように植物へ伝わったとしたら、どんな不思議が起こるだろう。手入れの行き届いた公園でもない、枝を広げる街路樹でもない、通りすぎる道端の隅っこや空き地にも美しさがある。この絵本はモノクロをベースにして、希望の若葉色とララの思いを表現する温かな黄色のみで描かれている。幸福に満ちる最後の場面にも癒やされる。2026/05/02
MI
44
緑が好きなララ。彼女は緑の葉っぱにいつも話しかける。みどりは友だち。すごく心穏やかになれる絵本。2026/04/27
りらこ
23
ララは外に出るのが大好き。もちろん自分だけの秘密の場所があります。 ここまでは、普通のお話かな?とおもいきや・・・ ララのまほうのことばと、行動はララのお友達である緑の草木を動かします。 でも、本当はきっとララのことば全部が、ママにも向けられた言葉なのです。 ママは、表面しか最初は見ていません。どろんこ、ぐちゃぐちゃ、ようふくが汚れちゃう。 だけど・・・ 子供らしさと、不思議な世界と、温かさが詰まった一冊。 2026/05/25
こふみ
23
読書感想文課題図書低学年の部。「たねはいのちのおわりとはじまり」を読んだ後だったので、なんだかララと鈴木純さんが重なるような気持ちになりました。ララの優しさは植物を育て、ママの心にも届いたのですね。この夏、たくさんの小学生に読んで欲しい絵本です。2026/05/16
みさどん
20
緑を愛するララ。植物だけ色をつけてある白黒の世界。最後は緑がララの愛情に応えてくれるけれど、ママはもっと早くから寄り添ってほしかった。虫や緑を好きでいてくれる子どもが増えてほしい。2026/04/25
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