内容説明
コンピューターのよりよい理解をもめざす必修科目としては、第1章で学ぶ暗号に関連した整数論や、2進数、16進数など、いわゆる「離散的」な数に焦点を当てます。その延長の上にあるのが第3章で、グラフ理論に取り組みます。遠景としてではありますが、4色問題も視野に入れます。一方、第2章で考える対数では、もっと「連続」な数字を扱いますが、微分に関するところまでは立ち入らず、それでいて高校での数学とはひと味違う面を強調し、しかも現代の社会の話題とも関連して、広い視野を持ってもらうことをめざしました。
目次
1 整数(数の分類;素数;剰余算 ほか)
2 べき乗と対数(べき乗;対数;音階 ほか)
3 グラフ理論(グラフとは何か;基礎的な諸概念;オイラー回路 ほか)
著者等紹介
藤井保憲[フジイヤスノリ]
1931年神戸市に生まれる。1959年名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。日本大学理工学部(1959‐1963)、東京大学教養学部(1963‐1992)、日本福祉大学(1992‐2002)。東京大学名誉教授。現在は早稲田大学理工学総合研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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