出版社内容情報
あの『スイミー』が、英語と日本語の二カ国語版になって登場!
著者等紹介
レオニ,レオ[レオニ,レオ] [Lionni,Leo]
1910年オランダのアムステルダムに生まれる。イタリアでデザイナーとして働き、29歳の時に渡米、アメリカに帰化してアートディレクターとして活躍。1959年、孫のために絵本をつくりはじめ、続いて発表した『ひとあしひとあし』『スイミー』『フレデリック』『アレクサンダとぜんまいねずみ』の4作品がアメリカの最も権威ある児童文学賞であるコルデコット賞オナーブックを受賞するなど、絵本作家として実力、人気ともに世界中で認められている。1999年イタリアのトスカーナで亡くなる
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
詩人。1931年、東京に生まれる。21歳のとき第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行以来、絵本、翻訳、作詞、シナリオなど幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
68
【SEE things!】 本文中、一単語のみ全て大文字で表記されています。その単語はSEE。それに気づいた瞬間、今まで私がこの絵本から受けていた印象が一変しました。これまで、私は《力の弱い小さな存在でも、大勢で力を合わせれば大きな力に立ち向かえる。》と受け止めていました。しかし、英語で読んだ結果、別の受け止め方を発見しました。群れの仲間を大きな魚に食べられ、独りぼっちになった黒くて小さな魚“スイミー”は、《世界には面白いことが沢山ある。逃げ隠れせず、世界を見よう!》と呼びかけているのではないでしょうか。2020/02/28
市太郎
65
アメリカに住んでいる姪っ子にあげました。僕は幼い頃「スイミー」の話が一番好きでした。スイミーは仲間を大きな魚に食われて孤独に陥ってしまうのですがその後美しい海を彷徨い色々な生物を知り知恵をつけ新しい仲間と力を合わせて巨大な魚に立ち向かいます。自分の黒い体を活かして大きな擬似魚の目になるというアイディアは子どもながら感心したものです。とにかく海の絵が美しいです。英語ではちょっと読んであげれませんでしたがいつか読めるように。とても好きな絵本です。2014/07/11
yomineko@ヴィタリにゃん
60
英文併記。訳は谷川俊太郎さん。とても素晴らしい英文と訳文。一人一人の力は小さくても、みんなで協力し合えば大きな力になりますよね😊2024/11/26
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
学校で英語を習い始めたので興味を持ったらしく借りてきました。いくつか分からない単語もありましたが、私でも分かる簡単な英語でした。でも発音はめちゃくちゃだと思います(笑)。訳者は谷川俊太郎さん。2018/10/09
ぱお
30
スイミーが♂か♀か、英語だとすぐ分かります(*^^*)小学校の教科書の挿絵、ちょっと前までは向きが逆だったんですよ!何度読んでも、スイミーの賢さに憧れる本です。2014/07/02