出版社内容情報
街ねずみのティモシーはある日突然人間のような姿になってしまい、街から逃げ出します。野ねずみたちの仲間になるためには試験が…
内容説明
のねずみのなかまになったまちねずみのはなし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
127
これはいつもこの作者に出てくるねずみが主人公になっています。とは言うもののねずみがある日別の人間らしきものに変わってしまいビックリしてさまいよい歩きます。尻尾があることであるねずみからは自分たちの仲間であると見られますが、その仲間であることを証明する試験に合格するか・・・。最後はハッピーエンドになりますが姿はそのままです。2018/02/06
YM
93
1人は楽な時もあるけれど、やっぱりできることに限界があって。偏見を無くし、同じ方向を向いて協力しあえるパートナー、仲間の存在がどれほど大きいことか。そんな存在になる人は出会った瞬間、感じるものがある。2015/02/06
Kawai Hideki
87
レオ・レオニ強化週間。ある日、なぜか姿がすっかり人間のように変わってしまった町ネズミのティモシー。慌てて逃げ出し、あてもなく彷徨う。やがて、ノネズミたちのアジトにたどり着くが、自分の姿がネズミではないのでまごまごする。すると、好奇心が強く、賢いネズミ、スピニーがティモシーのことをネズミだと見抜き、仲間に入れてくれることに。しかし、ノネズミの城で暮らすには厳しい試験をパスしなければならないのだった。町暮らしに慣れたティモシーは、ハードな試験についていけないのだが…。レオニ82歳頃だがみずみずしい作品。2016/07/10
つくよみ
81
図書館本:鏡を見るのを楽しみにしているような、まちねずみのティモシーが、ある日、人間のようなヘンなやつに変身してしまったと言うお話。ビックリして逃げ出して、たどり着いたのは、のねずみの住む田舎。彼らの仲間として一緒に暮らすには、テストに受かって免許を貰わなければならない。簡単なはずのテストも、生粋のまちねずみには難しくて苦戦を強いられるが、ある事件の際に、まちねずみならではの知恵を発揮して・・・?単に、都会と田舎の違いを風刺しただけではない、もっと深いものを感じさせてくれる作品。スピニーの優しさも暖かい。2014/08/13
パフちゃん@かのん変更
60
町ねずみのティモシーはある日人間のような姿に変わってしまいます。驚いたティモシーは町から逃げ出します。出会った野ねずみのスピニーはティモシーにしっぽがあるからねずみだと認めてくれます。野ねずみ免許に合格するためには自然の中で生きる力が大切ですが、町ねずみのティモシーは・・・。でも、ティモシーの勇気と知恵でスピニーを救い、見事合格!2015/05/06