内容説明
本書は飛行機操縦術に関する初の的確な分析である。飛行機操縦に関する重要局面が実際に使える形で説明。飛行機を飛ばすときにパイロットが行なうことを、なぜ、どのように行なうのかを的確に説いている。
目次
翼
空の常識
操縦系
操縦の基本
地上の戻る
空の危険
著者等紹介
ランゲビーシュ,ボルフガング[Langewiesche,Wolfgang]
ボルフガング・ランゲビーシュが最初に飛行機を単独で飛ばしたのは、1934年のシカゴである。当初、彼は奇妙な矛盾にショックを受けた。飛行機の操縦では、語られていることと現実とが食い違うのだ。パイロットの説明は、実際に彼らが行っている操作とは違っていた。実際の操作は、書物にも飛行場での談話にもほとんど登場しなかったのである。そこでランゲビーシュは、飛行機の操縦にあたり実際にパイロットが行う操作を、より正確に現実的に語るという役目を自ら買ってでることにした。操縦テクニックの様々な局面が分析され、1940年から『エア・ファクツ』誌に連載された。1944年、その成果は『スティック アンド ラダー』として1冊にまとめられた。ランゲビーシュは、セスナ社、チャンスボート社、コールズマン社のテストパイロットを務め、同時にフリーランスでもテストパイロットとして飛行機を飛ばしてきた。また、『ハーパーズ・マガジン』誌や『サタデーイブニングポスト』誌、『リーダーズダイジェスト』誌に飛行機やその他のことに関する記事を書いている。さらに、世界の様々な場所に、愛機で長距離飛行を試みている
小路浩史[ショウジヒロシ]
大阪出身。主な訳書に『ブラック・ボックス―航空機事故はなぜ起きるのか』、『サバイバル戦闘技術』『SAS特殊部隊式完全サバイバル・ブック』(いずれも原書房)、『浪漫飛行―大空を翔けた鳥人たちのことば』(発行:プレアデス出版 発売:現代数学社)などがある
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