内容説明
本書は、数式をほとんど使わず、現代的な多変量解析と言える共分散構造分析を目で見て直感的に理解することを目的にして書かれている。増補版では、日本での需要に合わせ、LISRELの代わりにSASのCALISプロシージャを解説した。また、ソフトウェアのアップデートに加えて2つの章を追加し、潜在曲線モデルと二段抽出モデルを解説した。
目次
第1章 回帰分析
第2章 AMOS、EQS、CALIS初体験:パス解析と多重指標分析
第3章 因子分析
第4章 共分散構造分析の基礎
第5章 モデルの修正
第6章 多母集団の同時分析と平均構造のあるモデル
第7章 潜在曲線モデル
第8章 二段抽出モデル
第9章 共分散構造分析のまとめ
著者等紹介
狩野裕[カノユタカ]
1958年大阪・中河内に生まれる。1981年大阪大学理学部数学科卒業。1983年大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。1986年工学博士(大阪大学)。1989年4月~1990年3月米国UCLA心理学科客員研究員。現在、大阪大学大学院人間科学研究科助教授。専攻は行動計量学、数理統計学。EQSのユーザーサポート、AMOSのベータテスターを務める
三浦麻子[ミウラアサコ]
1969年大阪・北摂に生まれる。1992年大阪大学人間科学部卒業。1994年大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了。現在、大阪大学大学院人間科学研究科助手。専攻は社会心理学、対人行動学
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感想・レビュー
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MasakiZACKY
0
ソフトの操作手順も交え、数式は極力使わず、でも理論的背景はきちんと解説しながら共分散構造分析の直感的理解を目指す一冊。定番の入門書らしいが難しかった。「はじめに」からイメージする以上には、行列やベクトルやΣのオンパレードであった。しかも方針のせいか式の導出は略しまくりなので逆に分かりにくい部分も多かった。本著の解説で使われているソフトのバージョンが古いが問題ないと書いてあったが、さすがにそろそろ厳しい点が多々見受けられた。とは言っても、理論的に理解しながら学べる入門書としてはバランス良しか。再挑戦したい。2013/10/14
anchic
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構造方程式モデリング(SEM)の学習のきっかけに最適の本だと思います。
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