出版社内容情報
鳥羽 亮[トバ リョウ]
著・文・その他
内容説明
菅井紋太夫が武家の若い娘・きよに勝負を挑まれる。居合の達人に父親を殺された娘は、菅井を下手人だと思い込んでいたのだ。それが人違いだと知ったきよは、仇討ちのための剣術指南を菅井に願い出る。そんな折、娘とともに三人の武士がはぐれ長屋を訪れ、源九郎たちに、きよの父親を殺した下手人を探って欲しいと依頼してくる。大好評シリーズ第三十八弾!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
120
シリーズ最新作。絶対の安定感だが、今回は更に良かった。仇討ちの屋敷に押し入るあたり、忠臣蔵を連想したりした私。父の仇討ちを願うきよがいじらしい。その齢十二歳、なんとも武家社会で真っ当に育つ子は凄い。ちゃんと加勢してくれるのもその想いを汲んでなのだよね。源九郎や菅井、はぐれ長屋の住人達は皆どこか優しい。やっぱり好きなシリーズだ。2017/01/11
とし
81
はぐれ長屋の用心棒「仇討ち居合」38巻。今回は久々に菅井紋太夫さんを中心に用心棒稼業が動きましたね、安定感バッグンのシリーズ良いですね。2017/03/20
rakim
12
武家の少女に仇と間違えられた菅井紋太夫は行きがかり上、仇討ちの助太刀をすることに。安定のお約束展開だけに、力を抜いて読めます。2017/04/10
toshi
9
12歳の少女が父の仇を討つため菅井に稽古をつけて貰う話。 いつもの長屋のメンバーがいつもと同じように活躍。 マンネリ気味だけど、つい手に取ってしまうんです。2020/03/15
史
3
父の無念を晴らす娘のために、長屋の民は尽力する。(戻ったかな、よかった。)2022/02/13