目次
第1編 外来種が生物多様性にもたらす影響(遺伝子浸透―遺伝的乗っ取りのメカニズム;外来植物による生態系改変とその影響―機能形質に着目したアプローチ;外来植物と植食性昆虫の相互作用と適応進化;外来捕食者の駆除と中位捕食者の解放―その発生機構と生態系の復元戦略;外来種同士の相互作用と在来種の進化適応 ほか)
第2編 外来種が人間社会にもたらす影響(侵略的外来昆虫が農林業へ与える経済被害とその対策;水産業における外来種の利用と被害;在来種と外来種の管理に対する人びとの意識;外来種の管理に対する人びとの支払意志額;ローカルな「問題化の過程」と「外来種問題」―地域特性と歴史的文脈を踏まえた政策的取り組み)
第3編 生態系と人間社会のつながりを考える(外来種の適正管理に向けた総合的な取り組みへ)
著者等紹介
西川潮[ニシカワウシオ]
1969年東京都に生まれる。2001年ニュージーランドオタゴ大学動物学研究科PhD課程修了。2009年第13回日本生態学会宮地賞受賞。現在、新潟大学超域学術院准教授。PhD.専門は保全生物学
宮下直[ミヤシタタダシ]
1961年長野県に生まれる。1985年東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。博士(農学)。専門は生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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