カントの「〓論文」を読む―なぜ〓をついてはならないのか

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カントの「〓論文」を読む―なぜ〓をついてはならないのか

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  • サイズ 46判/ページ数 152p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768480014
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

本書は嘘をめぐる現代的問題を視野に入れながら、カントの「人間愛から嘘をつく権利という、誤った考えについて」(通称「嘘論文」)を翻訳・分析するものである。
第 I 部では、嘘という概念についての哲学的分析が行なわれる。そこでは嘘とは何か、正直さの義務はあるのか、嘘がもたらす害悪とは何かという三つの問いに、なるべく平易な文章で回答しようと試みた。
第 II 部では、「嘘論文」の概略を示し、執筆背景について簡単に整理した後、「嘘論文」の翻訳を掲載した。
第III部では、コンスタンのカント批判を踏まえながら「嘘論文」を詳細に分析し、『永遠平和のために』などのサブテキストを用いながら政治に対する道徳の優位というカントの立場を明確化した。(本書「はじめに」より)
(発行=白澤社)

内容説明

「真実を言うことは義務であるという道徳的な原則は、無条件的なもの、絶対的なものとしてと受け取られてしまうならば、あらゆる社会を不可能にしてしまうだろう」というフランスの思想家コンスタンの批判に対し、カントは「人間愛から嘘をつく権利という、誤った考えについて」(通称「嘘論文」)を書き、嘘の禁止に例外はないと反論した。本書は、現代の事象を例に嘘についての哲学的分析を行なったうえで、カントの「嘘論文」を新たに翻訳し分析する。晩年のカントが鋭く提起した嘘をめぐる思考実験の意味を気鋭の哲学者がわかりやすく解き明かす。

目次

第1部 「嘘」概念を整理する(嘘とは何か;正直であれば何を言ってもよいのか;嘘の害悪について)
第2部 カントの「嘘論文」解題と翻訳(カント「嘘論文」解題;カント「人間愛から嘘をつく権利という、誤った考えについて」)
第3部 政治に対する道徳の優位(カントの反論;コンスタンの原理概念;道徳的な政治とは何か)

著者等紹介

小谷英生[コタニヒデオ]
1981年生れ。群馬大学共同教育学部准教授。専門は哲学、倫理学、社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコ虎

8
どうでもいいことをグダグダ繰り返しているだけ。 嘘の事例を説明する際、最近のホットな話題(ウクライナ戦争など)を取り上げていたが、その評価がネットより更に低レベルなのでカントの哲学論議も信用出来なくなった。2024/06/27

Go Extreme

1
嘘の禁止:妥当性の範囲と例外の有無 コンスタンの論難・道徳の厳格適用・反動 カント・厳格な義務論的立場 アスコム・意図の吸い込み 真実相当性 正直さがもたらす害悪 はぐらかし≠嘘 嘘と正直さの非対称性 嘘の容認・サンタクロースはいる 社会的適切さ・ケースバイケース バレない嘘は最悪 嘘→人間の尊厳を格下げ・否定 例外は普遍性を否定する 人間愛に基づく嘘 中間原則:普遍的原理と個別事例の緩衝材 嘘の禁止を中間原則によって制限 道徳的政治家 政治的道徳家 政治に対する道徳の優位≒哲学・倫理学の社会的な存在理由2024/05/23

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