内容説明
市民的権利と社会的権利、格差社会や不平等、人間の権利と公民の権利、承認と再分配、文化的多様性など、現代社会のさまざまな葛藤のなかで民主主義理解の基礎概念であるシティズンシップを捉え直し、あるべき道を探る。シティズンシップ論のもっともアクチュアルな面を示す共同研究の成果。
目次
序 再定義されるシティズンシップ
第1章 近代的シティズンシップの成立と衰退
第2章 リスクとシティズンシップ―「格差社会」における不確実性
第3章 近代的諸権利の成立条件―最初期マルクスの理論的模索
第4章 集団別権利と承認/再分配
第5章 多文化的シティズンシップ―キムリッカのリベラル平等主義の構想をめぐって
著者等紹介
木前利秋[キマエトシアキ]
1951年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科教授、専攻は社会思想史・現代社会学
時安邦治[トキヤスクニハル]
1967年生まれ。学習院女子大学国際文化交流学部教授、現代文化論・社会思想
亀山俊朗[カメヤマトシロウ]
1962年生まれ。お茶の水女子大学キャリア支援センター准教授、専攻は社会学(社会理論・社会政策論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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