ケアの倫理からはじめる正義論―支えあう平等

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768479407
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0010

内容説明

依存による関係性をとらえ直しケア倫理に新局面を開いた『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』のエッセンス。主著の邦訳刊行記念講演とインタビューを収録、監訳者による解説と、『愛の労働』に触発されたエッセイを付した、ケアの倫理から思考するキテイ哲学入門。

目次

1 ケア、平等、そして正義をめぐって―哲学的伝統に対するキテイの挑戦
2 ケアの倫理から、グローバルな正義へ―二〇一〇年一一月来日講演録
3 インタビュー・社会的プロジェクトとしてのケアの倫理―未知の可能性に心を閉ざすことはできない
4 キテイ哲学の可能性―『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』を読む
5 キテイ哲学がわたしたちに伝えてくれるもの

著者等紹介

キテイ,エヴァ・フェダー[キテイ,エヴァフェダー][Kittay,Eva Feder]
ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校哲学科教授。ほかに、女性学研究科教授、医学・共感ケア・生命倫理センター長を兼任。専門は、西洋哲学、フェミニスト倫理学、社会思想

岡野八代[オカノヤヨ]
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門は、西洋政治思想、フェミニズム理論

牟田和恵[ムタカズエ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は、社会学、ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

34
フェミニズム哲学の視点からケアを受ける人とケアする人の関係を論じ、今日の「自立」を求める社会福祉理論に対する批判的な書となっています。依存とは何かを深く考えることができました。私たちはみな誰かに依存しているわけであり、依存労働(ケアワーク)があるから生きていくことができます。その依存労働が女性労働により担われてきた事実があり、その社会的評価は非常に低いものがありました。依存するものも依存労働も評価しなおすことによって社会福祉労働のもつ意味を考えるだけではなく平等とは何かも考えることができました。良書です。2017/04/18

ヒナコ

7
2010年に出版された同著者の『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』についての解説書。同書の監訳者の岡野と牟田それぞれによるキテイ哲学の紹介と、キテイへのインタビュー記事、さらにキテイの来日公演禄も収録されている。また、江原由美子、林葉子、中谷猛による短い論文もあり、なかなか盛りだくさんな内容になっていた。→2021/04/04

樋口佳之

5
「みな誰かお母さんの子ども」をキーワードに、ケアされる人(依存)とケアする人(依存労働)という、人間が現実の一生にわたって持っている関係を舞台裏に隠してしまった哲学的議論(古くはギリシャのそれへ遡る)への異議申し立ての紹介書と読みました。刺激を受ける本であり、現代的でもあると感じました。/「概して人間が他者に依存する問題が革命によって解消されるわけではない。…この自明性が、研究者とよばれる者にどこまで意識されてきたかとなると、話は別である。」2015/12/04

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