内容説明
「常在戦場」、自己に厳しく他者に優しく。この言葉が長岡人を鍛え、不屈の精神を養った。独自の文化・歴史と生活が「ひと」を育てた「藩」の源流を探り、日本人の心に宿る藩風を感じるシリーズ第1弾。雪の重み、戊辰の戦い、それらをも糧に、新発想で立ち向かう長岡人の源流を読む。
目次
第1章 長岡藩の創設―牧野氏が長岡にやってきた。ここから長岡藩の歴史が始まる
第2章 長岡藩士の機構―お侍の生活ってどんな風だった?その組織はどうだったの?
第3章 長岡城下町―三階櫓の立派なお城。かつての城下町のたたずまいを思う
第4章 人びとのくらし―人が集えば騒ぎが起きる。長岡庶民の暮らしと事件を追う
第5章 改革者河井継之助の登場―風雲児登場!陽明学を掲げて、悪化する藩財政の改革に取りかかる
第6章 戊辰戦争で長岡藩が戦う―命運を賭けた小千谷会談は決裂。長岡藩は戦火に巻き込まれた!
第7章 再興した長岡藩―戊辰戦争の戦禍から、人材の力で復興を成しとげた長岡藩
著者等紹介
稲川明雄[イナガワアキオ]
昭和19(1944)年新潟県長岡市生まれ。長岡市立互尊文庫司書・長岡市史編さん室長を経て、現在長岡市立中央図書館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホーリー
2
河井継之助関連で読みました。藩の成り立ちや、歴代藩主別で起きた事件などをまとめてあり、わかりやすいです。後半はやはり河井継之助がメイン。乱世だからこそ家老になり、夢を追い求めた継之助はやはり魅力的です!2016/03/15
樺沢郁也
1
だいぶお攫いになった。始まりの当たりは知らなかったのでなかなかおもしろかった。そして、これ藩シリーズの1本目だったんだ。2022/06/29
krnkn-fa
1
必要に迫られて読んだが、意外にもすらすら読めた。気骨や風土など、今も通じるものがあるのか。長岡人と接していく中で感じていきたい。2013/03/13