目次
1 「大和」型戦艦の誕生―その背景と設計
2 「大和」型戦艦のメカニズム―強力な兵装と防御
3 「アイオワ」級戦艦―アメリカ海軍の新鋭戦艦
4 「大和」型戦艦の戦歴―長い後方待機と出撃
5 捷一号作戦―落日の聯合艦隊
6 戦艦「武藏」の最期―史上最大の対空戦闘
7 サマール沖海戦―予期せぬ遭遇戦
8 戦艦「大和」の最期―坊の岬沖海戦
9 帝国海軍の終焉―「信濃」の喪失と残存艦艇
10 海底の戦艦「大和」
エピローグ―「大和」型戦艦の実像
著者等紹介
秋元健治[アキモトケンジ]
1959年、青森県弘前市に生まれる。早稲田大学社会科学部卒業、東北学院大学経済学研究科(経済学修士)、岩手大学大学院連合農学研究科(農学博士)。現在、日本女子大学家政学部家政経済学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わすけ
0
某ブラウザゲームと、沈没後未発見だった戦艦武蔵が発見されたというニュースをきっかけに、積読状態からようやく読了。著者自らアメリカ国立公文書館に足を運んで文献調査したり、過去の文献も十分に参考にし、軍事関連に詳しくない読者でも理解しやすく執筆されており好感が持てる。いちエンジニアとして技術関連の部分に興味を持って読み進め、艦や兵装の構造がどうしてこのようになっているかも丁寧に解説されており、楽しく読めた。図の掲載箇所が各章末尾などにまとめられている点は参照しにくく残念だった。2015/04/02
げんさん
0
大和型戦艦の2隻について、前半はそのメカニズムを、後半は戦闘記録を、主に公的な報告書を基に詳述。当時、戦艦としては最高峰(カタログデータ上、運用面では疑問も)に立つ両艦だが、戦闘記録ではそのほとんどが積み重なっていく損害状況を詳述することに終始。心が痛む2014/01/08