内容説明
豊かな農的くらしを楽しむために、花を咲かせて種を育てて欲しい、栽培植物の多様性を守るために、地域にある種を受け継ぎ、伝えて欲しい。種とりの方法―野菜・ハーブ126種を詳しく解説した待望の書。
目次
第1部 種とりの目的(種子保存のネットワーク;生物多様性の背景)
第2部 種とりの基本(どんな種子を守っていくか;交雑の防止と種子の生産 ほか)
第3部 品種別の種とり法62(キャベツ;ブロッコリー ほか)
付録 珍しい野菜・ハーブ64品種の種とり法(エンダイブ/チコリー;アーティチョーク/カルドン ほか)
第4部 「たねとりくらぶ」へのお誘い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんごのき
2
再々々々読くらい。なのに、読むたびに何か新しい発見がある。「何ひとつ無駄にしない」明治生まれの祖母の家庭菜園を走り回って育った私には、種を採らずに買い続けることのほうがよっぽど不自然に思えたけれど、結局私はいつもマイノリティだった。この本を読むと、自分が漠然と感じてきたことを根底から肯定してもらえるので、勇気がもらえる。さ、種採りしよ。2016/03/10
yoshi
2
F1種ではなく自家採種。シードセイバーズネツトワーク、エコ視点、種を買わないで行う本質的な農業についてたどり着いた一冊。種をめぐる戦争や、種の支配による経済支配など、危機感も十分ある。2008/03/21
chima.
1
この本欲しい。植物ごと丁寧に採種方法や料理方法、効能なども記してあるので、必要な時に必要なページを開く感じで…。今回はニラの採種の為に図書館で借りてきた。2014/10/20
Fみほ
0
野菜の種類ごとにコツが書いてあります。でも、日本でやるにはどうなんでしょう??2016/08/10