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内容説明
本書は、単なる裁判の報告にとどまるものではない。加害兵士の証言と日記の出版、そしてそれに対する口封じとしての裁判という一連の流れが、国際社会の中の日本にとってどういう意味があったのか、加害者と被害者の間で「赦し」ということが成り立つのか、この裁判の一番の被害者は誰であるのか、など多面的に論議する素材として読者に提示する。
目次
第1部 東史郎南京裁判(歴史を尊重する人は歴史から尊重される―日本人にとっての東史郎さんの南京裁判の意義;東裁判の争点)
第2部 東史郎日記と歴史の証言(戦場の記録としての「東日記」の意義;歴史の歪みを生み出すもの ほか)
第3部 加害証言と裁判の波紋(座談会・歴史の証言者東史郎さんを囲んで;中国での加害証言への反撃―中国中央テレビ『実話実説』へ寄せられた手紙 ほか)
第4部 赦しの可能性(私が見た東史郎と東史郎南京裁判;謝罪と赦し)
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