出版社内容情報
性別違和を抱えていた著者が、自身のホルモン操作、性別適合手術の経験、そして社会学の知見から、「生物学的性別」(つまり、生殖にかかわる身体タイプ)が絶対的であるという本質主義な性の捉え方を解体していく。
内容説明
性別二元制と異性愛主義にずっと感じてきたモヤモヤをホルモンや性別適合手術の体験を活かし社会学の知見からあれこれ考察してみたら結局は“身体の性別”も“心の性別”も“性的指向”も全部まとめてぜんぜん性別ではなかった話。
目次
序 その後の明るいトランスジェンダー生活
第1章 性別概念の解体を始めるにあたって
第2章 ホルモンから見えてくるもの
第3章 性別適合手術で何が変わり何が変わらないのか
第4章 混沌のセクシュアリティを捕捉する
Re:ゼロ歳から始める明るい(父親が)トランスジェンダー生活
著者等紹介
佐倉智美[サクラトモミ]
1964年、関西生まれ。大阪大学大学院にて修士号取得(社会学)。性的少数者・トランスジェンダーとしての立場を生かしながらジェンダーやセクシュアリティをテーマとした執筆・講演活動などをおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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・д・
2
4章2節(・∀・)イイ!!2024/01/29
ゐ こんかにぺ
1
身体が変わっていくことに対して「楽しい」という感情はちょっと意外だったけどよく考えたらまぁそうも思えなくはないのかも。 2022/06/27
Go Extreme
1
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