出版社内容情報
著者は、長年にわたり農民として可能性に満ちた地域を守り、次世代に手渡すために、減反拒否、村ぐるみの減農薬運動、生ゴミと健康な作物が地域を循環するまちづくり等々に取り組んできた。グローバリズムを背景に小さな農家が切り捨てられていく危機に直面しながら、地域自給圏の創出、都市と農村の豊かな連携に今も力を注ぐ。アジア各国の農民リーダーと共に変革を生み出し、互いに学び合う関係を築いてきた著者のバイタリティーが、リズム感ある筆致から溢れ出す。
目次
序章 みんなでなるべぇ柿の種
第1章 農家に生まれたことが辛かった一〇代の頃
第2章 激動の七〇年代 二〇代の頃
第3章 減反を拒否する
第4章 減農薬のコメ作りへ
第5章 置賜百姓交流
第6章 アジア農民交流センターの誕生
第7章 循環する地域農業を創る―レインボープラン序説
第8章 動き出したレインボープラン―地域の台所と地域の土を結ぶ
第9章 置賜自給圏をつくろう
第10章 それは突然やってきた
著者等紹介
菅野芳秀[カンノヨシヒデ]
1949年、山形県は長井市の山里で生まれる。農業だけで暮らす専業農家。息子と家族で、水田五ヘクタールでコメを作り、健康な玉子を得るため放し飼いのニワトリ一、〇〇〇羽を飼っている。心掛けているのは自然と共生する地域循環農業。また農を基礎とする循環型社会づくりに取り組みながら、求められて話に出向いたり雑文を書いたりで忙しく活動中。置賜百姓交流会世話人。アジア農民交流センター(AFEC)共同代表。置賜自給圏推進機構共同代表。大正大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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