出版社内容情報
高橋克彦さん推薦。戊辰戦争での「朝敵」の汚名を雪ごうとして世界に飛躍した二人の邂逅。両者の足跡が現代人に多くの示唆を与える。
佐藤竜一[サトウリュウイチ]
1958年、岩手県陸前高田市生まれ。岩手大学特別講師・作家。一関第一高等学校、法政大学法学部卒業、日本大学大学院博士課程前期(総合社会情報研究科)終了。岩手大学で「日本の文学」を教える。著書『盛岡藩』『それぞれの戊辰戦争』(ともに現代書館)、『宮澤賢治 あるサラリーマンの生と死』(集英社)等多数。共著『「朝敵」と呼ばれようとも」(現代書館)等。
目次
第1章 原敬と大慈寺
第2章 盛岡藩と戊辰戦争
第3章 佐藤昌介と北海道帝国大学
第4章 原敬と岩手公園
第5章 『南部史要』をめぐって
第6章 原敬内閣の誕生
第7章 国際連盟をめぐって
第8章 原敬暗殺
著者等紹介
佐藤竜一[サトウリュウイチ]
1958年岩手県陸前高田市生まれ。一関第一高等学校、法政大学法学部卒業を経て日本大学大学院博士課程前期(総合社会情報研究科)修了(国際情報専攻)。岩手大学で「日本の文学」を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
5
賊藩として逆境に負けることなく立身出世した2人の偉人の足跡について書かれています。 同世代の2人ですが公に明らかになっている接点が少ないのが意外でした。2016/12/24
金目
4
戊辰戦争で賊軍とされた南部盛岡藩の出身、原敬と新渡戸稲造の関係性に注目したユニークな一冊。明治時代の南部人の名誉を回復したいという思いは本当に強い物だったのだろう。2人に直接のつながりは少ないものの、間に一人挟むと距離が近いことが良く分かる。楢山佐渡、佐藤昌介、後藤新平、太田時敏辺りは知っていたけれど、柳田國男も両者とつながりがあったというのは初めて知った2019/08/21
木村あきら
0
①外交と軍事のポストが空いていた ②睦宗光はヌルヌルと人心掌握することが得意だった ③地方学。地方の発展を考える新渡戸稲造が関わった学問 新渡戸は人種差別禁止を強く訴えていた。 高橋是清は宮城県、東條英機は盛岡の出身2024/05/02
K
0
3日2019/10/16