内容説明
吉本の間近で深い交流があったからこそ描けた、吉本・中上思想の真髄。ヨーロッパ近代思想も色褪せ、思想の根底も見えない今、思想の可能性を追究し、最後まで思想と格闘を続けた二人の巨人が指し示したものは!
目次
序章 「三・一一」の衝撃
第1章 死の風景・精神の断層
第2章 安保闘争のころ
第3章 マルクス者
第4章 中上健次へ
第5章 吉本隆明と仏教思想
第6章 吉本隆明の八〇年代の思想的展開
第7章 再び、中上健次をめぐって
終章 「いま、吉本隆明25時」
著者等紹介
三上治[ミカミオサム]
1941年三重県生まれ。66年中央大学中退。75年共産主義者同盟叛旗派から離れ、雑誌『乾坤』を主宰し、政治評論・社会評論などの文筆活動に専念する。編集校正集団聚珍社に参画し代表を務める。同社を退職後、再び文筆の活動を行い、「九条改憲阻止の会」で、日本国憲法第九条の改憲阻止の運動を遂行する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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