内容説明
女性も男性も不幸にし、日本を滅ぼす性別役割分業。その弊害の実態を明らかにし、個人として尊重される公正な社会づくりに向けての国内外の取り組みを紹介。
目次
1 性別役割分業という暴力(性別役割分業は暴力である;女性の労働権の確立;男性の生活権の確立)
2 個の自立(税制・年金制度における「モデル世帯」を問う;民法改正とその問題点;リプロダクティブ・ヘルス/ライツと自己決定権)
3 日本・世界のジェンダー平等に向けた事例(ポジティブ・アクション―鳥取県・北九州市の取組み;韓国における戸籍制度の撤廃―戸籍から個人単位の家族関係登録制度へ;キーウィ・ハズバンド―現地リポート:ニュージーランドにおける家事・育児の分担事情)
4 「男女共同参画社会基本法」を磨く(ワーク・ライフ・バランス政策の行方;女性差別撤廃委員会勧告にみる世界の視点;「第3次男女共同参画基本計画」の課題)
資料(男女共同参画社会基本法(抄)
女性差別撤廃条約(抄)
年表・国内外の男女平等への取組み)