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文春文庫
日本の「敵」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167656829
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

日本はなぜバブル崩壊以後、挫折し続けるのか。気鋭の国際政治学者が、衰退の危機を幾度も乗り越えた大英帝国を例に、「失われた十年」からの再生を問う。国家というテーマを正面から見すえ、中国やアメリカとの正しい関係のあり方を問いつつ、戦後民主主義という内なる敵こそ最大の難関であると喝破する。

目次

第1章 日本の「敵」
第2章 平成日本衰亡史
第3章 「改革論の季節」に考える国の座標軸
第4章 「戦後精神」が日本を滅ぼす
第5章 古いアジア観を捨てよ
第6章 歴史とどう向き合うか
第7章 「経済敗戦」の焼け跡から
第8章 「二十一世紀日本」の国家目標

著者等紹介

中西輝政[ナカニシテルマサ]
昭和22(1947)年、大阪に生まれる。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、米国スタンフォード大学客員研究員、三重大学助教授、静岡県立大学教授を歴任し、現在、京都大学総合人間学部教授、同大学院人間・環境学研究科教授を兼任。論文「日米同盟の新しい可能性」(’89年)で第11回石橋湛山賞を、『大英帝国衰亡史』(’97年)で第51回毎日出版文化賞・第6回山本七平賞を受賞。’02年、第18回正論大賞を受賞
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