内容説明
『日本国の研究』で特殊法人というこの国の病巣を初めて明るみに出した猪瀬直樹が道路公団という最大の権力の解体に挑む―。
目次
第1部 行革断行評議会篇(聖域に挑む;実力者たち;九三四二キロという旗;変人の戦術)
第2部 道路公団民営化委員会篇(民営化委員会発足;総裁たちの弁明;「凍結」の道路;論破;最終答申;国民の選択)
著者等紹介
猪瀬直樹[イノセナオキ]
作家。1946年、長野県生まれ。87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。特殊法人の不正にまみれた非効率な世界を初めて明るみに出した『日本国の研究』で96年度文芸春秋読者賞受賞。小泉内閣が成立するとただちに行革断行評議会のメンバーとして特殊法人等の廃止・民営化に取り組む。2002年6月、道路関係四公団民営化推進委員会委員に任命された。『日本国の研究』で外から精査した日本の権力構造を、『道路の権力』で初めて内部から描き、新境地を拓いている。2002年11月に『日本の近代猪瀬直樹著作集』(全12巻)が完結。政府税制調査会委員、東京大学客員教授などを務める
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