津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後―戦争と福祉と優生思想

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津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後―戦争と福祉と優生思想

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768435960
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「津久井やまゆり園事件」を歴史・犯罪論的にみたとき、「戦争と福祉と優生思想」という主題が現れる。
第1部として、事件の起きた「重度知的障害者入所施設」が戦後福祉の宿痾であることを歴史的に論じる。
第2部では、裁判がなぜ「植松独演会」と称されたのかを、刑事事件の形骸化の問題として描き出す。刑事事件を長年取材してきた著書による、供述調書や傍聴記録の分析は秀逸。
第3部は、「植松聖」を時代のシンボリックな存在と見立て、津久井やまゆり園事件が私たちの生きているこの社会からどうして現れてきたのかを記した「犯罪論」。永山則夫事件から50年。犯罪の質が経済的な動向、新自由主義や合理化の流れのなかでいかに変容してきたかを記す。

内容説明

「植松聖」は「私たちの生きているこの社会」からどうして現れてきたのか。事件が深層で問いかけるものは何か。「戦争と福祉と優生思想」を主題に、徹底した考察を加えた、著者最大の野心作。

目次

プロローグ 植松被告の短い手紙から読み解く三つのこと
第1部 戦後福祉の「宿痾」
第2部 裁判はなぜ「植松独演会」になったのか
第3部 「植松聖」という深層へ―彼はなぜ「孤独」だったのか
第4部 その後―戦争とテロルと「植松聖」たち
エピローグ 植松死刑囚に送った父親の「手記」

著者等紹介

佐藤幹夫[サトウミキオ]
1953年生まれ。秋田県出身。養護学校の教員を20年以上務める。その後フリージャーナリストとして活動。批評誌『飢餓陣営』の主宰者として、思想・文学・心理学など幅広い分野で評論活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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勝浩1958

5
とても重いテーマです。 障碍者に対して自然に振る舞えるかと問われれば、正直自信がないと答えると思います。   障碍者をもつ人びとの苦労すら実感できないです。関係各所を改善・改良しても、我々が変わらなければ、問題は解決しないでしょう。 大変な困難が伴います。2024/02/09

田中峰和

2
重度障害者は生きていても意味がないという自己合理化された心理は、彼のなかで社会的な意味が醸成されていった。元々は障害者施設に勤務して世話をしていたが、利用者との信頼関係を築けず、孤立して屈辱を感じるようになっていった。そんな気持ちを見透かされ、利用者に反抗され、離反されるようになって、排除した方がいいという心理が形成された。障害者にかかる莫大な費用は経済不況になって、不況は戦争招くという極端な考えに陥った男は優性テロ事件を引き起こす。戦場で殺した兵士はPTSDになるが、彼には無縁だ。2023/09/15

tu-ta

1
考え続ける会での2月11日のイベントのうちあわせが1月15日にあり、その少し前に購入。その打ち合わせでは、どんな文脈でこの事件をとらえるかが議題になった。戦争・ファシズムの視点と障害者政策の視点。それらは独立しつつ、相互にからみあう。さまざまな視点からの分析がある。2023/01/23

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