戦争は教室から始まる―元軍国少女・北村小夜が語る

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  • サイズ A5判/ページ数 181p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784768434857
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0030

内容説明

戦前の教育はすでに復活している。修身=道徳・『心のノート』、体力手帳=『元気アップハンドブック』、愛国心を評価する通信表、歌い継がれる戦争の歌(唱歌)…。押し付けでなくより巧妙に、逆らわない心と丈夫な体づくりが定着している。二〇〇六年十二月から二〇〇七年六月にかけて、六回にわたって開催した北村小夜さんの連続学習会「戦争は教室から始まる―学校の戦前戦後、断絶と連続」の講演録。

目次

第1回 修身と道徳―より巧妙に、自発的に心とからだがお国に奪われていく
第2回 音楽 歌い継がれる戦争の歌(文部省唱歌 共通教材)―音楽は軍需品 歌は身に付き、人の心を唆す
第3回 障害児教育―能力主義を支えてきた特殊教育、支え続ける特別支援教育
第4回 勤評・学力テスト―国家統制が強化されるとき、子どもの分断と教師への管理強化は同時に進む
第5回 学校行事 日の丸、君が代、天皇制―行事を通して浸透する天皇制、戦争遂行体制
第6回 軍国少女を生きて―旗と歌に唆され、無知のゆえ侵略者の役割を果たした