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内容説明
「家族のかたち」を国籍によって分類することが困難な今日のグローバル社会において複雑化する国際養子たちのアイデンティティは何をよりどころとするのか。半世紀前、世界中に構造主義ブームをもたらした人類学者によるしなやかかつ強靱なる野生の思考は、時空を乗り越え、いまだ私たちを刺激する。
目次
序章 『野生の思考』の二つの道
第1章 ブリコラージュとしてのトーテミズム
第2章 国際養子縁組
第3章 トーテムとしての出生国
第4章 出自を知る権利
第5章 駆け引きの神話論理
第6章 アイデンティティ・エクストラ
第7章 「小さな『家』」としての国際養子家族
終章 めぐりあう時
著者等紹介
出口顯[デグチアキラ]
1957年生まれ。筑波大学比較文化学類卒。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中途退学。島根大学法文学部助手、助教授を経て、島根大学法文学部教授、島根大学副学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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