内容説明
明治建軍から自衛隊PKO派兵まで、近代日本の軍事史を一望の下におさめた本邦初の画期的試み。
目次
1 マッカーサーの日本―一つの終わりと別の始まり
2 再軍備の始まり―警察予備隊創設
3 海軍よみがえる―“再軍備ステップ”
4 3軍統合―自衛隊への“ジャンプ”
5 1960年代の自衛隊
6 デタントのなかで
7 ロン=ヤス同盟の時代
8 冷戦崩壊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
20
ナカソネと比べてもアベスガ〜はかなりひどいですので、この本、再読すべきですね。軍事に金ばかりかけていては日本、まず間違いなくお先真っ暗ですからね。1996/07/28
内藤銀ねず
2
下巻は、敗戦による武装解除から始まり、朝鮮戦争の掃海艇派遣、航空自衛隊創設と雫石事故、安保闘争と治安出動、キューバ危機後のデタント、ソ連のアフガン侵攻と中曽根軍拡、そしてPKO派遣まで。 阪神大震災や地下鉄サリン事件が起きる前の本なので、自衛隊の災害派遣はまだ扱われていませんが、それ以前のターニングポイントを整理するにはちょうどいい本です。 とにもかくにも「だから自衛隊なんかいらないんだ!」みたいな思考停止を起こしてはいない点でも画期的な入門編といったところ。