出版社内容情報
伝統的な文様を約700点の豊富な図版で解説
日本の美意識として受け継がれてきた伝統的な「文様」を美術作品約700点の図版と解説で紹介した文様図典の決定版です。文様の意味や成り立ち、美術工芸品にどのように使われてきたのかを植物、動物、自然現象、器物、幾何学、様式、吉祥などのカテゴリ別に構成しました。文様の造詣を深めたいと考えている人やデザインのアイデアに活かしたいと考えている人には必携の1冊です。
内容説明
日本の文様204種。700余点の美術工芸品を掲載した文様の美術館。日本人がもって生まれた感性が、文様というかたちで生活の中に取り入れ育んできた。
目次
植物の文様
動物の文様
自然現象の文様
器物の文様
幾何学の文様
様式の文様
吉祥の文様
著者等紹介
濱田信義[ハマダノブヨシ]
1952年三重県伊賀市生まれ。京都書院、アムズ・アーツ・プレスを経て編集室青人社を主催。染織・工芸・絵画から現代美術まで、幅広い美術図書の企画・編集を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
61
小袖や能衣裳、香合などの諸道具や扇面など、多彩な品々を動植物など7種類で分類。『忠孝名誉奇人伝 宮本武蔵』の袴の菖蒲、応挙の『朝顔狗子図杉戸』の犬、伊万里の『染付吹墨月兎図皿』、そして観山の『春雨図屏風』の傘。前半4分類に滲む幻想性や風流なども良いが、縞シマや格子の”幾何学”、亀甲や絣の”様式”、そして最後の分類である”吉祥”の四君子や鴛鴦など、文字通り「日常」に親近感。文様、日々の営みで継承。故の和、日本文化を堪能。言葉の面でも、学び多々。尚、巻末の『文様図典・索引』は、写真付きでとても便利です。2024/08/10
takao
3
ふむ2024/09/20
ekoeko
2
文様図典。見るだけで楽しい。2025/02/01
kaz
1
もっとパターン化したものが多いのかと思っていたが、むしろ写実的なものが多かった。図書館の内容紹介は『日本の美意識として受け継がれてきた伝統的な「文様」を美術作品約700点の図版と解説で紹介した文様図典。植物、動物、自然現象、器物、幾何学、様式、吉祥などのカテゴリ別に構成』。 2024/08/12