出版社内容情報
映像演出をシナリオと絵コンテを読み解いて学ぶ教科書。
映画やドラマ制作を志す学生や趣味で自主映画制作を楽しんでいる人、デジタル一眼ムービーカメラを使った映像制作を始めたばかりの人向けのビジュアル教科書です。
オリジナル脚本を元に描かれた絵コンテを見ながら、具体的な映像演出のノウハウを学ぶことができる、まったく新しいスタイルを採用しています。
さらに、絵コンテの見方や自主制作にも役立つ映像制作の段取り、さらに映像表現のテクニック解説など、知っておきたい基礎知識も学べます。
【本の構成】
第1章 絵コンテの基礎知識
第2章 DSLRと映像制作の実際
第3章 長編作品で映像演出のヒントを学ぶ
第4章 絵コンテから演出意図を読み取る
【著者紹介】
1974年生まれ。石川県金沢市出身。大学卒業後、金沢市の映像制作会社にカメラマンとして勤務。その間に書き留めた企画書でプロデューサーに見い出される。2007年1月、上京。『アディクトの優劣感』が初の劇場公開監督作品となる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
matsu
4
映画のシナリオを絵コンテを通して読み解く。編集のイロハからカメラアングルなど基本的なことを知れて分かりやすい。同じシーン内でカット割りをするときに同じサイズで編集すると起きる問題点などがとても興味深かった。2020/04/04
tree
2
脚本→絵コンテ→撮影の製作過程がよく分かる。 10分程度の小作品を撮るのにこれだけ労力がかかり、なおかつまだ編集作業があるのだから映画は大変だ。「映画を撮りたい人への教科書」というより映画好きが映画製作の理解を深めるための本だと思う。脚本から絵コンテを書く作業が面白く、有名監督の絵コンテ集を見たいと思い探してみることにする。2019/07/21
水槽学@がっくんは優しく強くなるよ
2
絵コンテを中心として演出の手法が書かれている。僕はこの本は創作系の分野全てに応用できるのではないかと思って読み始めたのですが、映像演出にも興味が出てきてしまいました(笑)2012/07/24
kozawa
2
実写映画について、シナリオと絵コンテにその演出意図も解説してわかりやすい本に。そのコンテで撮った映像はyoutubeにあるという親切設計。2011/07/20
鯨
1
映像演出について主に絵コンテの話。ここで実作の例に使われている絵コンテを基に撮られた映像はyoutubeを検索すれば見られる。2014/01/04