出版社内容情報
鬼が跋扈し、物の怪がさまよい、
狐が人を惑わせ、天狗が夜空を駆ける――。
“異界”は、今も古都・京都のあちこちに息づいています。
本書は、鬼、狐、天狗、土蜘蛛、鵺、陰陽師、幽霊、龍、神……
数々の伝承や物語に登場する存在たちを手がかりに、
その土地に刻まれた歴史や文化、人々の信仰や想像力をたどります。
実際に訪れることができるスポットを、テーマごとにルートで紹介。
旅のガイドとしてはもちろん、伝承の背景にある時代や人々の思いを知ることで、
京都の風景がこれまでとは違う姿で見えてくるはずです。
歴史好きにも、創作のヒントを求める人にも、
そしてただ古都を深く楽しみたい人にもおすすめの一冊です。
さあ、異界と現実が交錯する京都を歩き、物語の痕跡を探してみませんか。
<本書で掲載している一部>
【狐】奇縁が呼び寄せた妖狐・白蔵の屏風「龍源院」
【鵺】鵺を射た矢じりが残る小さな社「神明神社」
【酒呑童子】酒呑童子退治の道中にあった大岩「頼光の腰掛岩」
【龍】空海と善女龍王の伝説が残る「神泉苑」
【幽霊】光源氏のモデル・源融の幽霊現る「河原院跡」
【目次】
内容説明
陰陽師、呪い、鎮魂、神々…神社も寺も、かつては魔を鎮める場だった。“魔の痕跡”を辿る京の裏旅へ。
目次
第1章 異界とは何か?(未知への畏怖が生んだ伝説や逸話に見られる日常の中に息づく異界;異界の住人たちが闊歩する荒廃した平安京)
第2章 異界めぐりに出かけよう(狐の足跡をたどる;六道輪廻と京の都;都を悩ます妖怪の影;鬼と出会う道;龍と蛇の伝説に触れる;京の空を舞う天狗;陰陽師と都の鬼門;戦乱の跡をたどる;愛憎渦巻く呪いの聖地;幽霊が行き交う都の境目;まつられた偉人たち;神話の息遣いに触れる)
著者等紹介
朝里樹[アサザトイツキ]
作家・怪異妖怪愛好家。1990年生まれ、北海道出身。在野として怪異・妖怪に関する事柄の収集・研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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assam2005
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