出版社内容情報
法改正にも対応!
木造在来軸組構法のベストセラー実務書「ヤマベの木構造」の著者である
山辺豊彦が「耐震改修」の基本から応用までを徹底解説
南海トラフの海溝型巨大地震や首都直下地震については甚大な被害が予想され
また、熊本地震や能登半島地震による被害を目の当たりにし
さまざまな地域で耐震改修を考える住まい手が多くなっています。
戸建て住宅の耐震対策が急がれて一方で、改修は様々な問題が絡み合い
設計も施工も高度な技術を必要とします。
また、新築の場合のように明確な構造基準がないというのも
設計者を悩ませるポイントです。
本書では、耐震改修にあたって必要とされる
「建物にかかる力の流れ方」など構造の基本や原則から
「建物全体の改修計画の考え方」、「軸組や耐力壁など部位ごとの設計ポイント」
「耐震診断の方法」など応用までを図や写真とともに分かりやすく解説します。
増補版では序章に「地震で壊れやすい建物形状」を追加!
伏図や3Dモデルとともに様々なタイプで
揺れ方・壊れ方を検証し、対策を解説しています。
実際に動画で揺れが確認できるので、よりイメージしやすくなっています。
さらに耐震診断用の「現地調査チェックシート」や
「一般診断における必要耐力」などの関連資料
実際に著者が手がけた改修事例も図面や写真とともに収録!
実務に役立つ情報が満載です。
内容説明
力の流れを理解すれば新築も改修も怖いものなし!地震で壊れやすい建物形状と対策を耐震シミュレーションソフトで解説!!
目次
序章 地震で壊れやすい建物形状と対策
1章 木構造の特徴
2章 建物の形状別に見る構造計画のポイント
3章 各構造要素の計画
4章 耐震診断・補強
5章 改修事例
著者等紹介
山辺豊彦[ヤマベトヨヒコ]
1946年石川県生まれ。法政大学工学部建設工学科卒業。青木繁研究室を経て、’78年山辺構造設計事務所設立。これまであまり研究されてこなかった在来軸組構法住宅の設計手法について独自の実大実験などをもとに研究、その方法論を分かりやすく解説する技術には定評がある。’98年より全国の大工、設計者を中心とした勉強会「大工塾」を主宰。設計者、施工者らに木構造の正しい知識を広めようと精力的に活動している。(一社)日本建築構造技術者協会・関東甲信越支部東京サテライト顧問。(一社)住宅医協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。