出版社内容情報
盛者必衰の嫌われ者なのに
なぜ平家に心を寄せてしまうのか?
多くの作者たちが書き足し、書き変えてきた壮大な物語を、
図解でわかりやすく解説した入門書の決定版!
鎌倉から南北朝期にかけ、多くの作者たちによって練り上げられた『平家物語』。
史実をベースにしながらも巧みに時を操り、歴史的人物のキャラクター化がなされてきました。
そこには作為があり、政治的背景が隠されています。
本書は覚一本『平家物語』をもとにそれらを紐解き、あらすじや有名エピソードのほか、当時の武士・貴族の行動や考え方なども解説しています。
本書は、『平家物語』の入門書として最適なだけでなく、その複雑さを読み解くことでより深く楽しめるように構成されています。
平安武士の生き様がマルわかりの1冊です。
実は、『平家物語』は滅びの美学や、「諸行無常」を語るための書ではなかったのです。
内容説明
鎌倉から南北朝期にかけ、多くの作者たちによって練り上げられた『平家物語』。史実をベースにしながらも巧みに時を操り、歴史的人物のキャラクター化がなされてきました。そこには作為があり、政治的背景が隠されています。本書は覚一本『平家物語』をもとに、それらを紐解きあらすじや有名エピソードのほか、当時の武士・貴族の行動や考え方なども解説しています。
目次
5分でつかむ平家物語
1章 平家の増長と政情不安(1131~71年)
2章 鹿の谷事件のてんまつ(1175~79年)
3章 治承三年の政変と頼政挙兵(1179~80年)
4章 頼朝挙兵と清盛死去(1180~81年)
5章 木曾義仲の栄光と挫折(1181~84年)
6章 源平の三大合戦(1184~85年)
7章 平家滅亡とその供養(1185~1221年)
著者等紹介
野中哲照[ノナカテッショウ]
國學院大學文学部教授。1961年、福岡県豊前市生まれ。早稲田大学教育学部卒、早稲田大学大学院文学研究科単位取得。博士(文学)。専門は軍記物語、歴史叙述(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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