出版社内容情報
人気カラス学者が3年がかりで挑んだ渾身の作!
都市部でカラスが多く見られる世界的にも珍しいカラス大国(?)ニッポン。それゆえ一部で「嫌われ者」になっているとも言えるのが日本のカラスです。
カラスがいないと生態系や人間社会、都市環境はどうなるのか?
カラスを愛しすぎている鳥類学者・松原始が「カラスが世界からいなくなったら?」という想定でSF(少し不自然)な未来を占っていきます。
ただの空想ではなく、膨大な資料や考察をもとに展開されるパラレルワールド。博覧強記のカラス学者が書き下ろしで挑んだ新境地、はたして結末はいかに…!?
【目次】
プロローグ もしも世界からカラスが消えたら
第1幕 生態系からカラスが消えたら
・カラスはキーストン種か
第2幕 生物の進化史からカラスが消えたら
・最初からカラスのいない世界
・カラスの代役(身代わり)候補たち
第3幕 人間社会からカラスが消えたら
・宗教からカラスが消えたら
・文学からカラスが消えたら
・エンタメからカラスが消えたら
・名前からカラスが消えたら
・学問からカラスが消えたら
第4幕 カラスの代役オーディション
・代表最終選考の前に
・スカベンジャーとしての代役
・都市生活者としての代役
・「頭がいい」鳥としての代役
・条件付きの有力候補
・最終結果発表
エピローグ 鳥類学者マツバラのパラレルな日常
内容説明
不本意ながら、嫌われ者のカラスをこの世から消してみました。カラスがいないと人間社会や生態系はどうなる?カラス学者が占うSFな未来。カラスを愛しすぎている鳥類学者がカラス寄りの目線で挑んだ新境地…はたして結末は!?
目次
第1幕 生態系からカラスが消えたら(カラスはキーストーン種か)
第2幕 生物の進化史からカラスが消えたら(最初からカラスのいない世界;カラスの身代わり代役候補たち)
第3幕 人間社会からカラスが消えたら(宗教からカラスが消えたら;文学からカラスが消えたら;エンタメからカラスが消えたら;名前からカラスが消えたら;学問からカラスが消えたら)
第4幕 カラスの代役オーディション(代役最終選考の前に―;スカベンジャーとしての代役;都市生活者としての代役;「頭がいい」鳥としての代役;条件付きの有力候補)
著者等紹介
松原始[マツバラハジメ]
1969年、奈良県生まれ。東京大学総合研究博物館・特任准教授。京都大学理学部卒。同大学院理学研究科博士課程修了。専門は動物行動学。研究テーマはカラスの生態、行動と進化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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