出版社内容情報
欧米を中心としたさまざまなワイン産地を、土壌の基岩を基準に分類し、それぞれの土壌特性と、その地で生まれるブドウとワインの特徴を考察したワインガイドです。土壌の個性を引き出そうと奮闘するワイン醸造家たちを訪問した記録と彼らの声や、地質学の専門家の意?を引?しながら、土壌の科学的要素がブドウとワインに与える影響について、親しみやすい文章で解説していきます。有名な産地だけでなく、無名ながらも優れた土壌の産地にも目を向け、土壌ごとに紹介された推奨ワイナリーリストも掲載。
内容説明
ブドウを生み育てた大地に潜むワインの真実。基盤岩から世界各地のワイナリーを見る、これまでになかったワインガイド!どうしたら、極上のワインを選べるのだろうか?その秘密は「土」にあった!ワインの味わい方・楽しみ方のコツから、基盤岩ごとのブドウとワインの特徴、基盤岩別・世界各地のワイナリー訪問記まで、これを読めばワインをもっと深く楽しめる情報が満載!
目次
序章 ワインを生み出す土の世界(土壌とは;正しいワイン造りとは ほか)
第1章 火成岩(凝灰岩を含む)(玄武岩質土壌;凝灰岩質土壌 ほか)
第2章 堆積岩(石灰岩質土壌;シレックス(火打石)質土壌 ほか)
第3章 変成岩(粘板岩質土壌と片岩質土壌;片麻岩質土壌 ほか)
終章 フランス孤高の地アルザス(アルザスの五十一の認定区画とその土壌の母岩)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kamekichi29
5
ワインの紹介本。育成されている土壌によって分類し、その土地で有名なぶどう品種、ワイナリーを紹介している。百科事典を意識したものではなく、著者が訪れてきた土地を中心に紹介ということだけど、たくさんあってどれがどれだかわからなくなる。2025/01/14
さとちゃん
5
映画「ソウル・オブ・ワイン」を観たから積ん読解消すべく読み始めた本書。ワインはあまり飲まないし、地学知識は薄いし、と躓き要素が多すぎて三週間程度かかってしまいました。そんな、ワインに関する基礎知識がほとんどない私が読んでも、ワインを作る人々の情熱と、土壌とワインとの関係がぐいぐい迫ってくるようで読み応えのある本でした。次にワイン関係の本を読むなら、ブドウの品種と栽培方法に関するものを読みたいな。2023/01/12
hirokoshi
0
ワインを知れば知るほど農業めっさおもろ!てなる。地形とか気候とかも、ほんと義務教育やり直したい。2024/05/31
Yasuyuki Kobayashi
0
ワインのテロワールを学ぶ上で、わかりやすく基本からワールドワイドの詳細まで考察した良書でした。2020/03/10