- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 浮世絵・絵巻・日本画
出版社内容情報
そうだ、伊藤若沖に会いに行こう。全29美術館・寺社ガイド!日本で見られる若沖作品を初めて1冊にまとめた書籍。若沖作品を所蔵している日本全国の美術館を各都道府県別にまとめ、各作品の詳細な解説とともに紹介。作品を求め、日本全国をまわり、伊藤若沖の深い森を旅する1冊。
目次
第1章 知られざる秘蔵作品、お蔵出し。(福岡市博物館;愛知県美術館;宮内庁三の丸尚蔵館 ほか)
第2章 刮目せよ、類まれなる限定公開(西福寺;信行寺;宝蔵寺)
第3章 いつでも観られる若冲、大公開(相国寺承天閣美術館;大和文華館;石峰寺)
著者等紹介
狩野博幸[カノヒロユキ]
1947年福岡県生まれ、日本近世美術史家、前同志社大学教授。京都国立博物館を経て、現職。博物館時代には「没後二〇〇年若冲」展を手掛け、若冲ブームの火付け役に。専門は桃山絵画、江戸絵画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シフォン
35
「日本美術をひも解く」にて、若冲の動植綵絵10幅を鑑賞したら他も見たくなって。やっぱり、「老松白鳳図」「老松孔雀図」が見たいな。水墨画のデフォルメされたユーモラスな鶏、鶴や亀もいい感じ。静岡県立美術館に桝目描きの「樹花鳥獣図屏風」義仲寺及び信行寺に天井画の「花卉図」、機会があったら是非みたい。野菜が書かれている佐野市立吉澤美術館「菜蟲譜」、細見美術館「糸瓜群虫図」もいいな。また、岡田美術館の「三十六歌仙図屏風」はなんてユーモアに溢れている作品なんだろう。やっぱり、若冲いいですね。2022/09/24
更紗蝦
27
若冲の作品を「所蔵されている場所」ごとに紹介しているので、若冲目当てで美術館・博物館・お寺巡りをしているような感覚で読み進められる本です。若冲の作品は紙本か絹本に描かれたものしかないと思っていたので、真行寺の天井画(花卉図)や石峰寺の石仏(五百羅漢)を手掛けていたことを知って驚きました。石仏は、石に直接墨で下図を描き、石工に彫らせたと考えられているそうです。2022/01/13
あーびん
18
10年前から若冲展はちょちょこと観に行っているので、代表作はひととおり観たかな~といった印象。海外流出とかまだ世に知られていない若冲を観てみたいなぁ。たまに新作が見つかっているみたいですが。あといつか花丸図のある香川金刀比羅宮に行ってみたい。2018/10/30
鯖
15
ひととおり見たことのある作品だったので、若冲展に出たことがあるものが多いと思う。知られざるでも眠るでもないぞ。全国の美術館別にそれぞれの若冲の収蔵作品を解説していく流れ。果蔬涅槃図は亡くなった釈迦を動物たちでなく、お釈迦様は大根で、まわりを野菜たちが取り囲む涅槃図。パロディと聞いていたんだけど、最近では親や弟を亡くした若冲が家業の八百屋に託して、誠実に祈りをこめた作品との解釈になってきている模様。あれ、お釈迦様が真っ白で無垢な大根なとこがいいと思うんだよね…。また色々な作品が見たいなあ。2018/03/25
しらたま
9
若冲を知ったのも遅く、直に見る機会もない私。近くの美術館で放映されていた紹介映像で、大好きになりました。ポップなものだけでなく、水墨画もすばらしい。今でも「動植綵絵」が一番好きだが、他の秘蔵作品も、いつか機会があったらと切望。2020/09/10
-
- 電子書籍
- 仰げば尊し! 3巻 まんがフリーク
-
- 電子書籍
- いつもと違う日 - ミステリー傑作集