爪―基礎から臨床まで

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  • サイズ 46判/ページ数 205p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784307400381
  • NDC分類 494.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  これまでの書物において,爪疾患の発生機序や原因に関する記載は少なく,治療法についても一部を除いては記載がない。
 著者はこれまで40年間にわたって爪疾患について,その変形の発生機序,原因,治療法に関して研究を行ってきた。本書はそれらを中心として爪の基礎的な知見ならびに現在の爪疾患に関する臨床的知見をまとめたものであるが,その際,わが国において発表された多くの先人の基礎的データもできるだけ収録した。
 爪の病気を訴えて患者が受診すると手がかりもなく,どうしてよいかわからないという多くの皮膚科医の声を耳にする。そこで第3章では「爪の症状と発症機序」の項を設けて,臨床写真をできるだけ多く掲載し,簡単に変形の発症の理由についても記した。また,個々の疾患の項目では治療法についても可能な限り記載し,治療前後の写真も掲載した。臨床写真は未発表例を含めてすべて自験例から選んだものをできるだけ多く示し,経過も示した。日常診療における爪疾患の診断,治療に本書を是非御活用願いたい。    

《目次》
■爪の構造
爪各部位の名称と定義/正常な爪の組織/爪甲はどこから作られるのか/onychodermal band, onychocorneal band, onychocorneal junction/抜爪法と組織検査法/組織作製法/指趾の名称
■爪の発生と生理
爪の発生/爪の成長速度と交替日数/爪の成長方向/爪甲の彎曲,大きさ,厚み/爪甲の強度と組成/正常な爪甲の色と水分含量(爪半月はなぜ乳白色か?)/経爪甲的水分喪失(蒸散量)/爪半月の出現頻度,大きさ/生理的爪甲縦条/爪の組成/爪の年齢による変化/爪組織からの血液型判定/爪甲の薬剤透過性/爪甲の透光性/ヒト爪母細胞の培養/爪甲下の菌叢/末節骨と爪甲/爪の役割
■爪の症状と発症機序
形の変化/色の変化/爪郭部の変化
■先天性の爪の変化
末節部に限局した変化/全身性疾患の部分現象として生じる 爪甲の変化
■後天性の爪の変化
■全身性疾患と爪の変化
■薬剤による爪の変化
■職業と爪疾患
■皮膚疾患と爪の変化
■爪部の感染症
■機械的原因による爪の変化
■マニキュアと爪
■爪および爪周囲組織の腫瘍
良性腫瘍/悪性腫瘍
■爪部に限局した炎症性疾患

内容説明

著者はこれまで40年間にわたって爪疾患について、その変形の発生機序、原因、治療法に関して研究を行ってきたので、それらを中心として爪の基礎的な知見ならびに現在の爪疾患に関する臨床的知見をまとめてみることにしたものである。特に、わが国において発表された多くの先人の基礎的データはできるだけ収録している。

目次

爪の構造
爪の発生と整理
爪の症状と発生機序
先天性の爪の変化
後天性の爪の変化
全身性疾患と爪の変化
薬剤による爪の変化
職業と爪疾患
皮膚疾患と爪の変化
爪部の感染症
機械的原因による爪の変化
マニキュアと爪
爪および爪周辺組織の腫瘍
爪部に限局した炎症性疾患

著者等紹介

東禹彦[ヒガシノブヒコ]
1937年1月5日出生。1955年大阪府立八尾高等学校卒業。1956年、大阪市立大学医学部入学。1962年、大阪市立大学医学部卒業。1963年、同大学附属病院にてインターン終了。大阪市立大学医学部皮膚科学教室入局。大阪市立大学医学部皮膚科助手。1972年、関西医科大学皮膚科助教授。1979年、市立堺病院皮膚科部長。1995年、市立堺病院副院長兼皮膚科部長。2002年、市立堺病院を定年退職。東皮フ科医院院長。1963年、医師免許取得。1971年、医学博士。1978年、日本皮膚科学会認定専門医。1991年、日本アレルギー学会認定専門医、指導医。1996年、日本医真菌学会認定専門医。日本皮膚科学会、日本アレルギー学会、日本医真菌学会、日本研究皮膚科学会、日本皮膚アレルギー学会、日本接触皮膚炎学会、上記学会では評議員を長年にわたり勤めた。日本小児皮膚科学会、日本皮膚科学会大阪地方会代議員、日本臨床皮膚科医学会、日本臨床皮膚科医学会近畿支部理事
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