ワインの味の科学

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  • サイズ B5判/ページ数 240p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784767823959
  • NDC分類 588.55
  • Cコード C0077

出版社内容情報

ワインは脳で楽しめ!生理学、心理学、哲学の分野から考える、まったく新しいワインテイスティングの解説書!人間の脳の仕組みを?理学や?理学、哲学などさまざまな視点から検証し、それを通じて「ワインの味はどう決まるのか」を解き明かしています。

目次

1 赤ワインはどんな味?
2 科学感覚への招待
3 ワインと脳
4 ワインの風味と科学
5 風味の知覚の個人差
6 味わったワインを好きになるのはなぜか
7 脳が現実を構築する
8 ワインを語る言葉
9 ワインテイスティングは主観的か客観的か
10 ワインテイスティングへの新たなアプローチ

著者等紹介

グッド,ジェイミー[グッド,ジェイミー]
イギリスの全国紙「Sunday Express」にコラムを連載するほか、「The World of Fine Wine」、「Wine and Vines」、「Wine Business International」、「Wine and Spirits」、「Sommelier Journal」などにも記事を執筆。ウェブサイトも運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

22
ワインのテイスティングについて、表現力ではなく、科学的なアプローチで書いてあって本当に面白い。『ワインの味の科学』という本の第一章が色と共感覚の話から始まってる時点で満点です。白ワインを赤く染めると赤ワイン飲んだ時の感想を言っちゃうとか、、良い。人間が知覚しているものの多くはリアルなものでは無く、経験から来る予測で脳が作りあげたもので、味覚も同じ、というロジックは納得できる。挿絵や本のデザインも完璧に近いかも。2023/04/18

さっちも

17
テイスティングの本だけど、食べる、飲むという行為全体に「そういう事だったのかぁ」と様々な解を示してくれ興味がつきない。ワインはどんな液体なのか。そのワインを鑑賞したり評価したりする際に、どんなバイアスがかかるのか。正しく評価するにはバイアスをどう乗り越えるべきなのか。いやいやバイアスなしでは評価はならんでしょう。バイアスにも成長段階があるんだなぁっと、、、行きつ戻りつ、旋回しながら、断片的に、だけどつながりをもって、ステキな落とし所へ向かっていく。自分のレベルをあげてから、また再読したい。2018/06/27

田中はにわ

1
https://haniwatanaka.blogspot.com/2019/02/eyes.html2019/02/09

とん

1
『ワインの味の科学』つまるところ、ワインの味は味覚だけでなく、視覚や聴覚といった五感が重要やでということだ。唾液の話が面白い。唾液と触れることで味が変わるのであれば、口に含んで広がってくる口中香は酒本来のものではないのかもしれない。さらに研究が進んでほしい分野です。2018/07/12

田中はにわ

1
ワインのテイスティングに関する本はたくさんあるが、一般的なテイスティングの書籍と、この本は全く異なる。それどころか、ワインについて書かれたどんな書物とも異なり、言ってみれば「もっとも先頭を走る本」だろう。この本は西洋の近代の文化としてのワインを、現代=ポストモダンの文化に刷新しようとしている。個別の要素よりも全体、個人的解釈よりも間主観的な解釈が強調されている。2018/06/11

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