内容説明
家をつくるのは人間だけではない。巨大な鳥の巣から、小さな深海生物がつくる巣までいろいろな生きものたちがつくるさまざまな巣、全109種類を美しいイラストで紹介。
著者等紹介
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年東京に生まれる。東京藝術大学美術学部工芸科中退。画家・絵本作家・鳥の巣研究家。1995年「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞受賞。2006年「ぼくの鳥の巣絵日記」で講談社出版文化賞絵本賞受賞。2015年「ニワシドリのひみつ」で産経児童出版文化賞受賞。絵画活動のかたわら、野山で使い終わった鳥の古巣を見つけ、巣の造形的魅力にとりつかれて収集と研究を始める。NHK「プレミアム8―ワイルドライフ、群れで生き抜く―シャカイハタオリ」(ナミビアで撮影)に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
96
★★★★✩「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」アントニ・ガウディ。鳥類、哺乳類、昆虫、魚類109種の【巣】機能的な構造と、居住性の高さ、立地に合わせ備わった数々の設備。この本に無感動だったら、かなりお疲れなのでは無いか?生きる事、育む事、生命という事。柔らかな挿絵と断面図が、読む者の想像力に翼を与える。対捕食動物用のフェイクの玄関を持つ鳥の巣や、数百年もの間、何代にも渡り使用され続ける穴熊の巣等…動物たちの浪漫を堪能出来る1冊。子どもたちが幼いウチに与えてあげたかった2015/11/19
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
81
★★★★★お世話になった方のお子さんにプレゼント。何度読み返しても5つ星間違いなし!低学年から高学年まで、いや大人までオススメ!夏休みの子ども達よ、これを読みたまえ٩(*´︶`*)۶2017/08/13
しゅわ
60
【図書館】読友さんご推薦の一冊。借りてきた途端、娘が独占しちゃって、なかなか私の方が読めませんでした。そのタイトルの通り…鳥をはじめとするいろんな動物が“生きる”ために必要に迫られて作っている巣を集めた図鑑なのですが…いやぁ~すごい!のひとこと。実用の美というか、生きている迫力というか、工夫も知恵もいっぱいつまっていて、ともかくタメイキの連続。ただただ眺めていたい素敵な巣のオンパレードです。写真じゃなくて、精密な画というのも良いですね♪2015/12/01
わっぱっぱ
48
写真ではなく絵っていうのが良いな。特徴つかみやすいし、イメージも膨らむから。多くの動物が、巣の中に“おふとん”(落葉とか毛とか苔、中には自らが“おふとん係”になるものも…)を用意するところに和み心をくすぐられる。そうだよね、おうちはふかふか、あったかくないと。文字通り一生懸命巣作りに励む動物たちの多彩な様相に、すご~い!かしこ~い!を連呼しながら読んでたら、姉Bが「(巣作りに)失敗してから読んでも遅いんちゃうん…」と呟いた。なにぃ。ええやんかっ次に活かせば!ぷんぷん。2017/12/03
Koning
39
科学絵本といえばいいのかなー?タイトル通り「巣」。鳥類、哺乳類、爬虫類。魚類に昆虫に蜘蛛、軟体動物とまーバラエティーに富んだ素敵なイラストが知ってるよーから知らねーよーまで109個の巣を見せてくれます。芸大を中退してイラストレーターをやる傍ら鳥の巣研究家ということにもなってるようで、その肩書きの通り鳥の巣のあれこれに対する愛がたまりません(笑)。最後のヒト科ヒト族の巣は手近なサンプルの1つだけど、これはこれだけで109じゃたりないものねぇ(笑)。子供に下手に読ませると巣の分解を始めそうだよね(何2015/11/28
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