出版社内容情報
皇后の座を争って、妃たちが落ち着かない中、木蘭は後宮を取り仕切る阿監に任命される。そんな中、後宮の金が秘密裏に使われていることに気付いた木蘭だったが、疑うべき人が劉覇と知って……。怒涛の完結刊
内容説明
皇后不在に後宮が荒れる中、名門武家の娘・木蘭は、皇帝より、後宮を取り仕切る役目に任命される。大役に挑む木蘭だが、調べていくとなぜか後宮の予算は底を突きており、その原因は、許婚である劉覇の不正によるものだという。劉覇捕縛の動きに歯止めがかけられない木蘭。さらに、親友・伊良亜も、皇帝に毒を盛ったとして捕まってしまう。背後には、国の権力を手に入れたい高官の思惑があり…。陥れられた劉覇を救えるのか!?
著者等紹介
朝田小夏[アサダコナツ]
1980年静岡県生まれ。Hartnell College卒、The Art Institute of Seattle卒。『天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記』で第4回角川文庫キャラクター小説大賞“優秀賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっか
55
新刊。シリーズ第三弾…完結編かな?3作の中で1番面白かった!サブタイトルから不穏な展開は予想されましたが、皇后の座を狙う勢、殭屍勢、外国勢、そして木蘭・劉覇・皇帝勢、それぞれの思惑が重なり合って1つの展開に集約していく様がドキドキハラハラで目が離せませんでした。木蘭の決死の思考と行動が光ってた!そしていよいよ念願の!ようやく!…今度こそ?笑 木蘭と劉覇の仲睦まじい絆を感じる幸せ描写も多めで良かったです♡2021/05/28
よっち
30
劉覇との結婚を控えるものの、皇后の座を争って妃たちが落ち着かない中、皇帝から後宮を取り仕切る阿監に任命される木蘭。後宮の金が秘密裏に使われていることに気付いたくものの、劉覇が容疑者として捕まってしまう第三弾。皇后の座を狙う人々、殭屍や国外勢力の暗躍なども絡み、身近な裏切り者もいたりで窮地に陥る劉覇と木蘭。容易には覆し難いかなり危機的な状況に追い込まれてゆく中、それでも諦めずに活路を見出そうとする木蘭の活躍が光りましたけど、そんな二人で付ける因縁の対決での決着と、そこから迎えた結末はなかなか良かったですね。2021/06/28
らび
27
皇后不在の中、代理として阿監を命じられた木蘭、早速後宮の金の流れに不正の形跡を発見。皇太子・劉覇に嫌疑が掛かる、そして取り逃がした公孫槐が勢力を拡大する。劉覇が投獄され残された時間は僅か。ハラハラドキドキ・・ギリギリでそうなるだろうはお約束なので楽しめました。何と言っても獄中の2人が印象的で素敵でした。2021/07/10
よっしー
18
前作でも思いましたが…皇帝なのに信頼出きる人が誰もいないというのは少し寂しいですね。過去を思えば…なのかもですが、少し酷い世界でもありますね。木蘭と劉覇は落ち着くところに落ち着いたし、キョンシー事件も解決ではあるのですが、全体的に消化不良です。どこが…と言われたら困るのですが…2022/03/15
TAMA
11
自主キャンぺーン張ってるので目は通した。脱落します2021/08/31